日本人の認知機能支配狙う「制脳権」新潮が「中国の『怪しい情報工作』」花田紀凱 花田紀凱の週刊誌ウォッチング(1076)

週刊新潮は「日本人を惑わす中国の『怪しい情報工作』」を特集した(共同)

各誌ゴールデンウイーク合併号。

群を抜いているのは、やっぱり『週刊新潮』(5月7・14日ゴールデンウイーク特大号)だ。

右柱が「日本人を惑わす中国の『怪しい情報工作』」。左柱が「医療崩壊を放置する日本医師会の研究第1回」として「東京都医師会長が前代未聞の『どんちゃん騒ぎ』をした夜」。

まず右柱。

やたらと愛子さまを持ち上げ、秋篠宮家をおとしめる内容のSNSを分析すると発信元は香港だったという情報はジャーナリスト、櫻井よしこさんが先週の連載コラムで伝えていた。

今週の特集によると、中国は人間の認知機能の支配をもくろみ、<「制空権」ならぬ「制脳権」という概念が定着しつつある>というから恐ろしい。

先週、櫻井コラムにも登場した笹川平和財団上席フェロー、大澤淳氏。

<NHKから全国紙の読売、朝日、そして実在しない名前の地方紙などを装ったサイトを作り、中国に有利なフェイクニュースを報じて欧米など他国のAIに〝事実〟だと学ばせる>

狙いはハッキリしていると。

<「人々が真実を知る上で、生成AIに何を学習させるのかは非常に重要で、その教材として偽サイトは作られたと思われます」>

昨年末、診療報酬引き上げが〝決まった〟直後、日本医師会の幹部たちが、東京・浅草の一流料亭「茶寮一松」で芸者をあげてドンチャン騒ぎ。

『新潮』記者に捕まった尾﨑治夫東京都医師会会長の対応が笑える。

『週刊文春』(5・7/5・14ゴールデンウイーク特大号)の右柱「独占入手 高市陣営が流した『進次郎は無能』動画」。

半年前、自民党総裁選の時のネタだし、情報源は「サナエトークン」に関わったいわくつきの人物。取り上げるまでもあるまい。

特集の1本で「徹底論争『愛子天皇』じゃダメですか?」。

識者7人の論を並べているが、こちらも論ずるまでもなく「ダメ」でしょ。秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまがいらっしゃる。

『週刊現代』(5/11)もトップで、「今上天皇のご学友が決意の直言 愛子さまに見た『天皇の資質』」。 他誌については次回。

(月刊『Hanada』編集長)

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