FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年5月19日号
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年5月19日8時30分執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼18日(月)の為替相場 (1):イラン「米国の要求はなお過剰」 (2):英財政悪化懸念後退(3):片山財務相「必要に応じて適切に対応」(4):米大統領「明日予定していた攻撃を取りやめた」
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:どこまで上値を抑えられるか/ ▼注目の経済指標・イベント
18日(月)の為替相場
期間:18日(月)午前7時00分~19日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):イラン「米国の要求はなお過剰」
イランのタスニム通信は、「米国がイラン産原油に対する制裁の一時免除を提案した」と交渉チームに近い関係者の話として報じた。その後、「米国の要求はなお過剰」として、「イランはいかなる状況でも核と交換の停戦に応じない」と同社が報じた。その後、米ニュースサイトのアクシオスは、米高官がこの報道を否定したうえで、「イランから提示された修正案は合意には不十分と米ホワイトハウスは判断」と報じた。
(2):英財政悪化懸念後退
英国の次期首相の有力候補とみられている、バーナム・マンチェスター市長は、政権を担うとしても、現政府が自ら課している借り入れ制限を何ら変更する意思はないと明言。さらに、防衛支出をこの制約から除外する考えもないと表明した。同氏が首相に就任すれば、政府の借り入れが膨らむとの懸念が後退し、英長期金利が低下。ポンドが買い戻された。
(3):片山財務相「必要に応じて適切に対応」
片山財務相はパリで開催されている主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議後の会見で、金融市場について「投機的な動きが見られる」と語り、「引き続き警戒する必要がある」と述べた。また為替相場の状況に関して、「必要に応じて適切に対応する」との考えを示した。
(4):米大統領「明日予定していた攻撃を取りやめた」
トランプ米大統領は「カタールやサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の要請を受けて、明日予定していたイランへの攻撃を取りやめた」と自身のSNSで表明した。また、イランの核兵器保有禁止を含む「真剣な交渉が行われている」ことも理由として挙げた。一方で、「受け入れ可能な合意が成立しない場合は、即座にイランへの全面的かつ大規模な攻撃に着手できるよう準備しておくように指示した」とも明らかにした。
18日(月)の株・債券・商品市場
日経平均: 60815.95 ▼593.34
豪ASX: 8505.311 ▼125.532
上海総合: 4131.528 ▼3.861
英FT: 10323.75 △128.38
独DAX: 24307.92 △357.35
NYダウ: 49686.12 △159.95
日10年債: 2.736 △0.019
豪10年債: 5.1136 △0.0413
英10年債: 5.098 ▼0.074
独10年債: 3.148 ▼0.019
米2年債: 4.0438 ▼0.0249
米10年債: 4.5874 ▼0.0060
NY原油: 108.66 △3.24
NY金: 4558.00 ▼3.90
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)
【情報提供:外為どっとコム】
- ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
- ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 158.200 ~ 159.600
ユーロ/円: 184.400 ~ 185.900
ポンド/円: 212.500 ~ 214.300
豪ドル/円: 113.500 ~ 114.400
ドル/円の見通し:どこまで上値を抑えられるか
昨日のドル/円はほぼ横ばいの158.80円台で取引を終えた。4月30日以来の159円台に乗せると円買い介入への警戒感から伸び悩んだ半面、158円台後半では下値が堅く、比較的狭いレンジで推移した。もっとも、ユーロ/円や豪ドル/円などのクロス円はほぼ全てが上昇しており、介入リスクが小さいドル以外の通貨に対して円安が進んだ格好だ。原油価格の高止まりによるインフレ懸念や日本政府の補正予算編成に伴う財政悪化懸念が円相場の重しになっていると考えられる。こうした円安圧力が根強い中、ドル/円は円買い介入の「神通力」でどこまで上値を抑えられるかが焦点となるだろう。160円に接近すれば警戒感はいっそう高まることになろうが、片山財務相がG7のためパリを訪問中とあって円買い介入を実際に発動するのは難しいと見ることもできる。
注目の経済指標・イベント
05/19 (火)10:30 (豪) RBA議事録15:00 〇 (英) 1-3月失業率(ILO方式)15:00 〇 (英) 1-3月週平均賃金15:00 〇 (英) 4月失業保険申請件数15:00 〇 (英) 4月失業率17:10 (英) ブリーデンBOE副総裁講演20:30 (ユーロ圏) ビルロワドガロー仏中銀総裁講演21:00 (ユーロ圏) レーンECB専務理事講演
21:00 (米) ウォラーFRB理事講演
05/20 (水)08:00 (米) ポールソン・フィラデルフィア連銀総裁講演
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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