家族で8カ月手作業!仙台七夕まつりで金賞受賞の吹き流し「満点の星」 外国人客も感動 七夕ナイトフェス
仙台七夕まつり、2日目の8月7日も仙台市中心部は多くの人でにぎわっています。7日は商店街ごとに発表された優れた吹き流しをご紹介します。 色鮮やかな飾りがまちを彩る「仙台七夕まつり」。仙台市中心部の商店街には、およそ1400本の七夕飾りが設置されていて、毎年、商店街ごとに優れた飾りを表彰しています。 このうち、サンモール一番町商店街で金賞を受賞したのは、「ボタンのムツミヤ」が制作した吹き流しです。 テーマは「満点の星」。去年、創業100年を迎えたムツミヤが、次の100年に向けての“夢と希望”を表現したそうです。制作期間は約8カ月…。家族4人で一つ一つ手作業で完成させたということです。訪れた人たちは写真を撮ったり近くで眺めたりして、その空間を楽しんでいました。 大阪から 「歩いてきて、すごいなって。一生懸命さが伝わり、周りの感動につながるから、一生懸命やっているのが伝わる。思わず止まったら、金賞だった。さすがと思いました」 北海道から 「一つ一つの柄が目立つというか、際立っていたので、つい写真を撮りました」 「ボンボンがきれい。どれもかわいい」 ボタンのムツミヤ 越山佳奈さん 「それぞれの思いで満点の星だなと思って見てもらえるとありがたい。ムツミヤの飾りは風通しの良い場所にあるので、吹き流しがなびく瞬間がけっこうある。それをみなさんで涼しげに、楽しんでいただけたら」 このほかの受賞した吹き流しの一覧は、仙台七夕まつりの公式ホームページで見ることができます。 見るのはもちろん、七夕まつりではさまざまな体験も! こちらでは、去年の祭りで七夕飾りに使用された和紙や短冊を使いさまざまなグッズを作ることができます。 ハーバリウムのボールペンに…吹き流しのストラップ…伊達政宗の「起き上がりこぼし」も。 7日は夏休み中とあって多くの子供たちが訪れ、思い思いに世界に一つだけの七夕グッズを作っていました。 子供たち 「たのしかった。まゆ毛のところがいい感じ。リビングに飾りたいです」 「ひらひらした和紙を切るところが一番大変でした。カバンにキーホルダーとして付けようと思います」 「中と外の和紙の色が違いきれい。楽しかった」 この体験会は、サンモール一番町商店街で、8月8日も開かれていて、当日の受け付けも可能だということです。 一方、6日、仙台城跡の特設ステージでは…。興味深そうにカメラを向ける外国人観光客の姿が。 仙台七夕まつり協賛会では、海外の人たちにもまつりの魅力を知ってもらおうと、英語版のサイトを立ち上げるなどして発信に力を入れています。そうした効果もあってか、多くの外国人観光客が、仙台を訪れています。 アメリカから 「とてもきれいですごく楽しい。信じられないほど美しいお祭り。」 一方で、去年1年間の外国人の宿泊は、東京、京都、大阪で約60パーセントを占め、東北6県の割合は1.4パーセントにとどまっています。 こうした中、海外の人にもより長く滞在してもらおうと、仙台市は夜の観光を充実させる取り組みを始めています。 ロシアから(Q.仙台に来た目的は?) 「タナバタフェスティバル!」 「とても驚きました。仙台の七夕飾りにびっくりです」 フランスから 「3日間、七夕まつりを見るために、仙台に来ました」 「花火を見ました」 6日はあいにくの雨でしたが、外国人観光客は、美しい写真などを楽しむ“映え”を重視する傾向を踏まえ、青葉山エリアを中心に、霊廟「瑞鳳殿」をライトアップ。 さらに、「月明かりと伊達文化」をテーマとしたプロジェクションマッピングなどを企画。 屋台の出店が並ぶ青葉山公園には、一風変わった乗り物も。 記者リポート 「あちらに見えるのは仙台市中心部です。涼しい夜風に吹かれながら快適なトゥクトゥクのドライブを楽しめます」 東南アジアではメジャーな3輪自動車、「トゥクトゥク」。 子供たち 「気持ちよかった、涼しかった、楽しかったです」 「景色がきれいで、スピードも速くて面白かった」 この「仙台七夕ナイトフェス」は10日まで開催されています。
仙台放送