NVIDIA製エントリークラスGPU「GeForce RTX 5050」4060にベンチマークで肉薄もゲーミング性能では劣る場合も

4060にベンチマークで肉薄もゲーミング性能では負ける場面もある模様です。

今年7月後半に発売予定の「GeForce RTX 5050」は、米国内で249ドル、日本国内では4万4,800円からという価格設定のエントリークラスGPUです。

RTX 5060までは次世代のGDDR7メモリが採用されているところ、本GPUではGDDR6を採用し8GB搭載。CUDAコア数こそ8GB版3050と同じ2,560基ですが、1,777MHzから2,572MHzへと大きく引き上げられたブーストクロックが特徴となっています。

また、第5世代Tensorコアと第4世代RTコアを搭載していることから最新のDLSS 4に対応しており、対応作品では大きな差となることが予想されます。

本GPUの発売に先駆け、INNO3Dのブランドで展開中の香港に本拠地を置くPCハードメーカーInnovision Multimedia Limitedは、本GPUのベンチマーク記事を公開しました。

それによれば前世代機のRTX 4060に肉薄し、ソフト次第では上回ることもあるとのこと。ただし、実際のゲーミング場面では4060はおろか前々世代機の3060にも負ける場面も多いとしています。

また、Youtube上ではGame Testsがラップトップ版4060との比較動画を公開。概ね4060と同等かやや劣る程度という結果となっており、PCユーザー間で基準として語られる「前世代機比で1ランク超え」は残念ながら叶いませんでした。

なお、記事執筆の時点でデスクトップ版RTX 4060が44,800円から、5060が49,800円からとなっていることから、価格面でも魅力に乏しいと言わざるを得ず、公表されている価格では機能面および性能面で上回る上位モデルを買うほうがいいという状況となっています。

現状微妙な立ち位置となりそうな「GeForce RTX 5050」は、搭載モデルのノートパソコンの予約などが開始されています。

Game*Spark K.K.

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