男子バレー“完敗”なぜ?「藍でも取れなかった」石川祐希、山本智大も現地記者に本音ポロリ…難敵トルコが徹底した“強豪ニッポンの倒し方”(Number Web)

 試合後のミックスゾーン。日本代表に特別な期待を向ける現地メディアは石川や高橋を囲んだ。一つ一つの質問に英語で応じるなか、高橋は「負けたことよりも」と前置き、悔しさを口にした。 「ニッポンコール、聞こえました。自分もフィリピンでプレーできることは楽しみにしていましたし、この声援を力に変えられなかったのが悔しい。応援してくれる方がこれだけ多い中で勝ちたかったのも事実。でも、負けてしまったことはしょうがないし、次の試合勝つしかない。切り替えていきたいです」  3年後に控えるロサンゼルス五輪に向けて発足した新体制1年目。選考や戦術など、さまざまなことに試行錯誤を重ねて臨んだVNLでは6位に終わっただけに、今回の世界選手権は51年ぶりの表彰台に上がって自信をつけたい大会でもあった。  しかし、いきなり出鼻をくじかれた。まだスタートしたばかりの時期、と長い目で見る人も多くいる一方で、世界ランキング5位の日本を大きく下回る16位のトルコに敗れた。ランキングは一つの指標とはいえ、期待が大きかった分、その代償は大きく見える。しかも、ストレート負けとなれば、不安の声も挙がるのは当然のこと。  敗因は何か――。  まず、この日のトルコはサーブが見事だった。特にアウトサイドヒッターのエフェ・マンディラチには5本のサービスエースを献上した。先発した日本代表リベロ・山本智大も「(事前の)映像で見るよりもすごかった」と舌を巻く。 「速さもですけど、低いトスからフローター気味に打ってくるので回転がかかっていなくて取りづらい。4枚(サーブレシーブを)入れても対応できなかったし、藍でも取れなかった。(昨季SVリーグMVPを獲得したオランダ代表)ニミル(・アブデルアジズ)のサーブもすごいですけど、同じぐらいすごい印象でした」

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