乱れ広がる渦巻腕 渦巻銀河「NGC 1961」【今日の宇宙画像】
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:ESA/Hubble)
今回は、渦巻銀河「NGC 1961」をご紹介します。
NGC 1961は「きりん座(麒麟座)」の方向、約1億9000万光年先にあります。
NGC 1961の渦巻腕(渦状腕)は、大きくゆがんで乱れています。
その様子は、何億年もの長い時間をかけて姿を変えていく、生き生きとした銀河の歴史の一幕を示しているかのようです。
この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の「掃天観測用高性能カメラ(ACS)」と「広視野カメラ3(WFC3)」で取得したデータを使って作成されました。
ハッブルによるNGC 1961の観測は、その特異な外観だけでなく、超新星爆発などの影響を調べる研究のためにも行われたということです。
文/ソラノサキ 編集/sorae編集部