「番号は合ってるのに…」巧妙化するなりすまし詐欺、Android「メッセージ」アプリの新機能で自衛せよ(ライフハッカー・ジャパン)
そこでGoogleが、こうした問題に対抗するための「メッセージ」アプリの機能を、ついにベータ版から正式リリースしました。「Android System Key Verifier(Androidシステムキーベリファイア)」と呼ばれるこの機能、アイデアは至ってシンプルです。 以前は別のアプリとして提供されていたこともありました。 仕組みは簡単、QRコードで相互認証 「メッセージ」アプリから、連絡を取り合う相手とお互いのデバイスに表示されるQRコードをスキャンし合い、本人確認を行うことができます。 一度認証すれば、その後、不審なメッセージが届いた際に、それが認証済みの連絡先から来たものかどうかをチェックできるわけです。 あの面倒な「80桁コード」よ、さようなら この新しいQRコード方式は、従来の方法に代わるもの。これまでは、お互いのチャット画面に表示される80桁というとんでもなく長い認証コードが一致するかどうか、目視で確認する必要がありました。 それに比べれば、格段に手軽になったと言えるでしょう。
早速、設定方法を見てみましょう。 Googleの「連絡帳」アプリを開きます。 認証したい友人の連絡先ページをタップ。 「連絡先の設定」から「キーを検証」をタップします。 画面にQRコードが表示されるので、友人にスキャンしてもらいます(対面、またはスクリーンショットを送るのでもOK)。 今度は逆に、友人のデバイスに表示されたQRコードをこちらがスキャンします。
もちろん、この機能も完璧ではありません。 怪しいメッセージが届いてから慌てて認証するのではなく、事前に(あるいは、怪しいメッセージは一旦無視して、後で実際に会った時に)認証しておく必要があります。 また、相手が新しいスマートフォンに変えたり、SIMカードを交換したりすると、認証ステータスが失われてしまう可能性もある点は注意が必要です。
とはいえ、あの80桁のコードをにらめっこする手間を考えれば、はるかに便利になったのは間違いありません。 ちなみに、従来通りのコード比較も引き続き利用可能です。QRコードが表示される画面で「認証コードを比較」を選べば、自分のコードが表示され、友人のものと照合できます。 Source: Andorid
ライフハッカー・ジャパン編集部