【RIZIN】萩原京平が「コイツらの陣営は真実じゃないことをメディアでペラペラ言って印象操作するのが得意」とJTT批判、秋元強真は「相手の得意な打撃でKOしたい」

 2025年9月5日(金)13時よりRIZINが都内にて会見。11月3日『RIZIN LANDMARK 12 in KOBE』GLION ARENA KOBE大会の対戦カードを発表した

 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rで、萩原京平(SMOKER GYM)が秋元強真(JAPAN TOP TEAM)と対戦する。

 最初に秋元は「前回、超RIZINの会場で、萩原選手とやり合って決まった(カードだ)と思うんですけれど、正直レベルが違うぐらい相手にならないレベルの相手なので。未来さんとやるために秋元とやるみたいなことをYouTubeで言ってたんですけれど、そういうナメた態度で俺に挑んできたことを11月3日に、萩原選手の地元に近い神戸で恥ずかしいぐらい何もさせずにボコボコにして、その発言を後悔させてやろうと思ってるんで、皆さん楽しみにしていてください」と言い放つ。

 これに萩原は「絶対に俺の方がアイツより強いと思っているし、それを神戸でしっかり証明したいと思っていて。ちょっとね、発言を聞いていても鼻が伸びてるっていうか、だいぶ天狗になっているので、その伸びた鼻を折るのが自分の役目やと思っています。しっかり全局面で圧倒して、打撃でも全然自分の方が強いと思っているので、しっかり倒して分からせてあげたいと思っています」と返答。

 続いての質疑応答で、互いの印象と警戒する点を聞かれると、秋元は「右の当て勘はいいなと思うのと、カーフキックが強いと思うんですけれど、僕はオーソドックスではないので。(萩原は)打撃が強いって言われてるんですけれど、他が出来ないから強いって言われてるだけで。僕もこれで寝技が出来なかったら打撃が強いって言われるし。なので相手の得意な打撃でKOしたいなと思います」と、あえて萩原が得意とする打撃で仕留めるとする。

 萩原は「普通に強いと思いますね、生意気だけど。カーフキックは全然相手がサウスポーでも効かせられる自信もあるし、バンバン蹴っていって壊してやろうと思っています」と、カーフキックで脚を破壊するとした。

 秋元戦のその先に、JTTの総大将である朝倉未来との再戦を見据えているのか、と聞かれた萩原は「正直、今は別にそんなこと考えていなくて。朝倉未来より秋元の方が強いと思っているし、そこをしっかり倒せばまた違う世界が見えると思っていて。まずここをしっかりクリアしないといけないと思っているので、そういう先のことは今回しっかり勝ってからまた考えようと思っています」と、まずは目前の試合をクリアすることに集中しているという。

 師匠である朝倉未来の名前を出されることが面白くないのか、との質問に秋元は「未来さんにリベンジしたいのはファイターとしては分かるんですけれど、その未来さんとやるために僕を選んだっていうことはYouTubeで言っていたのを切り抜きで見て。そこから結構イラッときてたので。踏み台にされてる感じがムカついてたので、しっかり僕が倒して…」と話すと、途中で萩原が「別に俺、朝倉未来とやるためにコイツとやるとか言ってないし、コイツらの陣営は真実じゃないことをメディアでペラペラ言って印象操作するのが得意なんで。そもそもリングの上で名前出してきたのもお前やし、お前からやりたいって言ってきたんじゃないん?」と、怒気をはらんだ言葉で遮った。

 これに秋元が「いやいや、YouTubeで言ってたやん」と返すと、萩原は「あ?」と明らかにイラついた様子。言った言わないの問答になりそうなところで、秋元は「まず、お前なんで赤コーナーやねん」とツッコミ。

 萩原が「どっちでもええねん。お前、そんな細かいこと気にするの? じゃあ、お前が赤コーナーでいいよ」と譲ると、秋元は「OKです。じゃあ、僕が赤コーナーで」となぜか嬉しそう。萩原は「どっちでもいいよ、そんなこと」と興味ないとばかりにマイクを置いた。

 今大会はリングではなくケージでの試合となるため、ケージレスリングの練習成果を見せられる自信はあるかと聞かれた秋元は「JTTにはケージがあるので、僕はケージの方がやりやすい。ケージでよかったなと思っています」と自信を見せる。

 前回の赤田功輝戦で最初からテイクダウンに行ったのは、その成果を試したかったのかとの問いには「あれは試合前から片足タックルってテーマが出ていたので、片足タックルで行ってみようかなって思って行ったんですけれど。元々は打撃でやりたかったので1回やり直してって感じでしたね。組みでも自信あります」とする。

 萩原もケージレスリングの練習成果について聞かれると「練習は普段ずっと壁でやっているので、リングでもケージでも正直変わらないんですけれど、組みの部分も成長を自分で感じられているし、そこに関しても勝負できるかなと思っているし、上をとって上から攻撃したいと思っています」と、組み技でも自分が優っているところを見せたいとした。

 この試合がメインイベントになるのか、との質問に榊原信行RIZIN CEOは「そうですね。この萩原京平と秋元強真の試合は当然、僕らからすると強く押し出したいカードではあります。いずれにしてもこのカードで、まずガーンとみんなにアナウンスをさせてもらって。とは言え、アンダーカードもみんなが驚くようなカードを用意しているので期待していただけたらと、そう思います」との答え。

 また、このカードを大晦日ではなく今回組んだ狙いは何かと聞かれると「大晦日はそれなりに僕らの中でラインナップが想定されている中で、今回しっかりテーマがあって、神戸大会で何をファンに見せたいか、伝えたいかということで言うと、このカードがメインとして輝くと思うんですよね。大晦日の中の何試合目かに入るよりは。

 ですので2人とも話をして。2人ともやるって決めてる相手であったので大晦日まで待たずに。極論を言えば、11月3日に勝って大晦日にも出てくる。中2カ月ありますから可能性もあると思います。そういうことを睨んで、僕らからするとこのカードを神戸のメインとして据えることで世間の、ファンの信を問いたいと、そう思っています」と、大晦日のビッグカードの中で埋もれてしまうよりは、ここでメインでやった方がいいと語った。

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