ハマス、ガザ南部で激戦と表明 人道危機一段と深刻化

イスラム組織ハマスは8日、パレスチナ自治区ガザ南部のラファ近郊でイスラエル軍との「激しい戦闘」が行われていると表明した。写真は2月、ガザ南部とエジプトの間にあるラファ検問所で撮影(2025年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)

[カイロ 8日 ロイター] - イスラム組織ハマスは、8日にパレスチナ自治区ガザ南部のラファ近郊でイスラエル兵と「激しい戦闘」を行ったと発表した。イスラエル軍が支配を拡大している地域でハマスがなお活動を続けていることを示唆している。

その後の声明では、ハマス戦闘員がラファ東部タヌール地区の家屋にいたイスラエル軍部隊に対して待ち伏せ攻撃を行い、複数人を死傷させたとした。

一方、イスラエル軍は9日、ガザ南部の戦闘で兵士2人が死亡したことを確認。このほか、将校2人と兵士2人も重傷を負ったという。

ハマス側はここ数カ月、ラファ周辺での戦闘をほとんど明らかにしていなかった。伝えられた衝突のほとんどはラファに近いハンユニスの東部地域やガザ北部で起きていた。

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