小型マシンのSSDもPCIe 5.0接続が普通に?――続々登場のPCIe 5.0対応モデル
6面いずれも通気性のあるフルメッシュ構造を採用している。2022年10月に登場した「MESHROOM S」のバリエーションモデルで、付属のライザーケーブルがPCIe 4.0から同5.0対応に強化されているのが特徴だ。 また、電源ボタンを天面前方に移動するなどの変更も施されている。ボディーサイズは約167(幅)×247(奥行き)×362(高さ)mmだ。 内部の配置を柔軟に変えられるのも強みで、マザーボードはATX/microATX/Mini-ITXに対応し、グラフィックスカードは最大4スロット厚までサポートしている。280mm長のラジエーターを2基組み込むことも可能だ。 なお、付属のライザーケーブルはMini-ITX環境のみに対応する。ATX/microATXマザーボードでは、別売で長いタイプのライザーケーブルが必要になる。 入荷したオリオスペックは「PCIe 5.0対応のライザーケーブルが付属したケースは初めてではないかと思います。小型環境ではPCIe x8接続が増えますが、4.0接続と5.0接続では差が少なくないですから、反響が楽しみですね」と話していた。 なお、PCIe 5.0対応のライザーケーブルとしては、6月下旬にLian-Li Industrialから「PW-PCI-520X」が登場している。 PCIe 5.0接続の波はSSDでも広がっている様子だ。先週はCrucialからPCIe 5.0対応のM.2 SSD「T710」シリーズが登場している。ヒートシンクなしの2TBモデルと1TBモデルがあり、価格は順に4万2000円弱と2万9000円前後だ。 最大連続速度は2TBモデルが読み出し毎秒1万4500MB/書き込み毎秒1万3800MBで、1TBモデルが読み出し毎秒1万4900MB/書き込み毎秒1万3700MBとなる。 TSUKUMO eX.は「最大連続読み出し速度で見ると容量が少ない1TBの方が速いという、ちょっと珍しい仕様ですね。価格的にも最速級のWD_BLACK SN8100やSamsung SSD 9100 PROに対抗できていますし、有力シリーズに育っていきそうです。選択肢も増えたし、熱処理の課題がだいぶクリアされたしで、今後はPCIe 5.0タイプを選ぶ人が増えていくと思います」と見通しを語る。