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 発信地:サイモンズタウン/南アフリカ [ 南アフリカ アフリカ ]

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【1月10日 AFP】南アフリカ主催・中国主導の軍事演習「平和への意思2026」に参加するロシアの軍艦が9日、南アの主要海軍基地沖に到着し、中国とイランの軍艦と合流した。この演習は、南アと米国との関係をさらに悪化させる恐れがある。

この演習には、米国のドナルド・トランプ政権と対立する複数の国が参加して今週末から1週間の日程で実施される。米国によるベネズエラ攻撃を受けて緊張が高まっている時期の実施となる。

中国の駆逐艦と補給艦、そしてイランの前方基地艦は今週、南アフリカに到着した。

AFP記者はサイモンズタウン基地付近ので、ロシア軍のコルベット艦がフォールス湾に入港するのを確認した。

「平和への意思」には、ドナルド・トランプ米大統領に「反米的」と非難されているBRICS加盟国の海軍が参加する。

南アのバントゥ・ホロミサ国防次官は8日夜、テレビ局「Newzroom Africa」に対し、アラブ首長国連邦(UAE)も軍艦を派遣する予定だと述べた。

BRICS加盟国うち、インドネシア、エチオピア、ブラジルもオブザーバーを派遣するという。

BRICSの残る加盟国インド、エジプト、サウジアラビアは不参加。

演習のタイミングについて問われると、ホロミサ氏は「この演習は、現在のように緊張が高まるずっと前から計画されていた」と説明。

当初は2025年11月に予定されていたが、ヨハネスブルクでのG20サミットと重なったため延期されたのだという。

ロシアの軍艦の到着に合わせて、少数のウクライナ人が抗議活動を行い、南アがロシアのウクライナ侵攻において「中立」を主張しているにもかかわらずロシア海軍を受け入れていることを批判した。

カテリーナ・フェドキナさんは、「彼ら(ロシア)は私の街、ヘルソンを破壊した。ロシアは私の街を消滅させようとしている」「南アに対し、侵略国ロシアとの軍事協力を控えるよう求めているだけだ」と述べた。

南アのリベラル派政党「民主同盟(DA)」も、BRICSの主要国であるブラジルはオブザーバーの派遣にとどめ、インドが不参加であるにもかかわらず、今回の演習がBRICSの協力の一環であると主張するのは誤解を招くと批判。

「政府はロシアやイランといったならず者国家や制裁対象国との軍事的結び付き強化を選択している」と述べた。(c)AFP

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