崖っぷちドジャースふたたび打線組み換え 大谷は不動の1番 山本が先発マウンド 4番ベッツ 中堅エドマン 二塁ロハス Bジェイズはスプリンガー3戦ぶり復帰
「ワールドシリーズ・第6戦、ブルージェイズ―ドジャース」(31日、トロント) 両チームが第6戦のラインアップを発表。本拠地で連敗し、2勝3敗で追い込まれたドジャースは大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、山本由伸投手が先発のマウンドに立つ。チームは第5戦に続き、打線組み換えに着手。シリーズ打率・130(23打数3安打)と苦しんでいるムーキー・ベッツ内野手の打順を4番に下げ、トミー・エドマンを二塁から中堅へ、空いた二塁にベテランのミゲル・ロハス内野手を起用した。32年ぶり優勝に王手をかけているブルージェイズは第3戦途中に右脇腹を痛めて途中交代し、2試合を欠場したジョージ・スプリンガー外野手が戦列に復帰した。 大谷はポストシーズン(PS)15試合で打率・250、両リーグ最多8本塁打、14打点、OPS1・109をマーク。ワールドシリーズ(WS)5試合は打率・316、3本塁打、5打点、OPS1・395を残しているが、投打同時出場した第4戦と、第5戦はいずれも無安打。チームも直近2試合の打率が・164(61打数10安打)と苦しんでいる。 先発の山本は第2戦に続き、中5日でシリーズ2度目の登板。PS4戦の成績は3勝1敗、防御率1・57。前回は9回を一人で投げ抜き、1失点に抑えて2登板連続完投勝利の快挙をやってのけた。2日後の延長18回に及んだ第3戦では十九回の登板に備えてブルペンで投球練習をする男気を見せた。 ブルージェイズの先発は25日の第2戦で山本と投げ合った右腕のケビン・ガウスマン。6日前の登板は六回まで2安打1失点と好投していたが、続投した七回にスミスとマンシーにソロ弾を許して敗戦投手になった。大谷はその試合で左飛、三邪飛、三邪飛に封じられた。 ▽ドジャースのラインアップ(ポストシーズン15試合の成績) 1番・DH 大谷 打率・250 8本塁打 14打点 OPS1・109 2番・捕手 スミス 打率・265 1本塁打 6打点 OPS・684 3番・一塁 フリーマン 打率・237 2本塁打 3打点 OPS・781 4番・遊撃 ベッツ 打率・234 0本塁打 6打点 OPS・647 5番・右翼 T・ヘルナンデス 打率・286 5本塁打 12打点 OPS・868 6番・三塁 マンシー 打率・188 2本塁打 2打点 OPS・693 7番・左翼 K・ヘルナンデス 打率・273 1本塁打 7打点 OPS・717 8番・中堅 エドマン 打率・232 2本塁打 7打点 OPS・646 9番・二塁 ロハス 打率・300 0本塁打 1打点 OPS・664 投手 山本 4登板3勝1敗 防御率1・57 ▽ブルージェイズのラインアップ(ポストシーズン16試合の成績) 1番・DH スプリンガー 打率・246 4本塁打 9打点 OPS・884 2番・左翼 ルークス 打率・309 0本塁打 8打点 OPS・749 3番・一塁 ゲレロ 打率・415 8本塁打 15打点 OPS1・337 4番・二塁 ビシェット 打率・313 0本塁打 3打点 OPS・702 5番・中堅 バーショ 打率・258 3本塁打 10打点 OPS・804 6番・捕手 カーク 打率・254 5本塁打 13打点 OPS・866 7番・右翼 バージャー 打率・346 3本塁打 9打点 OPS・972 8番・三塁 クレメント 打率・391 1本塁打 8打点 OPS・928 9番・遊撃 ヒメネス 打率・228 2本塁打 11打点 OPS・648 投手 ガウスマン 5登板2勝2敗 防御率2・55