コソボの山村でもヒグマ問題、だんだん厚かましくなり支援要請(AFP=時事)

【AFP=時事】コソボ南部の辺境にある小さな山村でヒグマの出没が増加の一途をたどっていることから、村人たちが当局に対策支援を要請している。 【写真17枚】コソボのヒグマ アルバニア国境近くに位置する人口700人のベロブラッド村は深い森に囲まれており、村人たちはクマの来訪に慣れている。 だが、村人たちによると、コソボで保護対象となっているヒグマが最近、だんだん厚かましくなっている。 AFPの電話取材に応じた村人のゲジンさんは、「昼間でもクマを見かけるようになった。しょっちゅう村の中を自由に歩き回っているが、まるで飼い慣らされているかのように、人に危害を加えることはない」と語った。 村人たちが携帯電話で撮影したクマの動画が、ソーシャルメディアで拡散している。 ある動画には、クマ数頭が庭を歩き回り、物を倒したり、餌を探したりしている様子が映っている。 別の動画には、クマが倉庫に入り込み、保管されていた白い袋を破ろうとしている場面が映っている。 地元の小学校は11日、警察に対し「直ちに安全対策を講じてクマを駆除するよう」要請。 「これらの野生動物の存在は、児童、職員、そして全村民に深刻なリスクをもたらす」と述べた。 同校の校長は、「特に朝夕の登下校の時間帯が危険だ」と述べた。 コソボ警察は小学校の要請にまだ回答していないが、村がある基礎自治体ドラガシュの首長は、地元の猟友会に支援を要請したと述べた。 首長はフェイスブックに、「猟友会は自治体と協力して現地の状況を監視し、住宅地にクマが出没した場合は報告することで合意した」と投稿した。【翻訳編集】 AFPBB News

AFP=時事
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