コラム:ソフトバンクが「助け舟」20億ドル、拭えぬインテルの業績懸念
SBGによる出資の一環でインテルは新株を直近終値を若干下回る価格で発行する。SBGの出資率は2%弱になる。SBGの出資額は、ビジブル・アルファが予測するインテルの今年の設備投資額165億ドルに比べれば見劣りするが、少なくとも信頼維持には役立つはずだ。
タン氏に対する辞任要求を取り下げたように見えるトランプ氏と孫正義氏を味方につければ、タン氏は援軍を得たことになる。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた製造部門の切り離しを巡る取締役会との対立も、ホワイトハウスが取締役会に圧力をかけて歩み寄りさせることも可能だ。そして5000億ドル規模の「スターゲート」プロジェクトを含め孫氏の人工知能(AI)投資は、インテルにとって将来的な商機になる可能性をはらむ。
●背景となるニュース
(筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています)
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筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
Robyn Mak joined Reuters Breakingviews in 2013. Previously, she was a Research Associate for the Global Policy Programs at the Asia Society in New York. She has also worked at the Carnegie Endowment for International Peace in Washington DC and interned at several consulting firms, including the Albright Stonebridge Group. She holds a masters degree in international economics and international relations from the Johns Hopkins School of Advanced International Studies and is a magna cum laude graduate of New York University.