イスラエル首相、国連で突然の"抜き打ちクイズ"を実施「アメリカ人を残忍に殺したのは誰か?」→ネットの反応は冷ややか「茶番すぎる」「これ本物?」(BuzzFeed Japan)

ネタニヤフ氏は9月26日、米ニューヨークの国連本部で開かれた一般討論に登壇した。 国連総会は、毎年9月に開催され、加盟193カ国の首脳や代表が自国の立場を国際社会に訴える重要な場だ。26日の演説は、イスラエル・ガザ情勢をめぐる国際的な批判や圧力が強まるなか行われた。

演説の前夜には、ユダヤ系コミュニティがネタニヤフ氏の滞在するホテル前で「ガザの解放を呼びかけるデモ」を実施。 「ユダヤ教はイスラエル国家とその残虐行為を非難する」と書いたプラカードを掲げ、首相を「戦争犯罪人」と呼ぶ声があがった。 さらに、パレスチナ支持派とイスラエル支持派が道をはさんで対峙する場面もみられている。 演説当日は、ニューヨーク市内に数百人の抗議者が集まった。国連本部から数ブロック離れた市街地で、人々がパレスチナの国旗やプラカードを掲げる様子をAP通信などが報じている。

ネタニヤフ氏は国連総会の壇上でも、厳しい状況に直面していた。ネタニヤフ氏が演説に登壇した直後、50カ国以上・100人を超える外交官が退席したと英ガーディアン紙が報じた。 イギリス、フランス、カナダ、オーストラリアなどの国々は、アメリカの立場に反して、9月21日にパレスチナ国家を承認している。

ネタニヤフ氏は、会場に残った各国の聴衆に向けて、「われわれは仕事をやり遂げなければならない」と、強硬な姿勢をみせた。さらに、「西側の指導者たちは、圧力に屈したかもしれない。だが、ひとつ断言できる。イスラエルは屈しない」と述べている。 そんな緊張感ただよう場面で、ネタニヤフ氏は「抜き打ちクイズです」と、壇上でおもむろにボードを取り出し、「答えがわかったら、手を挙げてください」と呼びかけた。 「1問目はこちら」と、クイズを実施するネタニヤフ氏。問題文には「アメリカ人やヨーロッパ人を残忍に殺したのは誰か?」と書かれている。 ボードには、アルカイダやハマスといった選択肢が並び、ネタニヤフ氏はボードを読み上げ、「E(すべて)が答えだ」とチェックマークをつけた。 続けて2問目、「『アメリカに死を』と叫ぶのは誰か?」と投げかける場面もみられた。


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SNSでは「これ本物? 編集された映像かと思った」など、困惑する声が広がっている。 ユーザー①「国連の場で“クイズ”なんてありえない」 ユーザー②「政治というのは、いまやジョークなのか。茶番すぎる」 ユーザー③「選択肢にイスラエルがないのはなぜ?」 ユーザー④「とんでもない恥知らず。6万人の命を軽視している」

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦

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