【巨人】延長12回で0―0で引き分け 投手戦に持ち込み球団新の本拠地48イニング連続無失点
◆JERA セ・リーグ 巨人0―0広島=延長12回=(5日・東京ドーム)
巨人は投手戦で延長12回の引き分けとした。投手陣が踏ん張り、延長12回まで得点を許さず、球団新の本拠地48イニング連続無失点記録をマークした。
初回は1死からオコエが左翼線沿いへの二塁打を放つも後続が倒れて無得点。2回と3回は3者凡退に抑えられた。4回は先頭のオコエが右前打を放つと、二盗も成功させるが得点を奪うことはできなかった。
5回は3人で抑えられた。6回は先頭のグリフィンが中前打を放つも、後続が倒れた。7回は1死から坂本が左中間へ二塁打を放って得点圏に走者を進めると、2死三塁で岸田が見逃し三振に抑えられて好機を逃した。
8回は先頭の門脇が二ゴロ、続くバルドナードの打席で代打で出場した佐々木と続く丸が連続で空振り三振に仕留められた。9回も2者連続で空振り三振と3人で抑えられて延長戦に突入した。
延長10回は2死から岸田が内野安打で出塁すると、続く門脇が中前打を放って好機を作った。ここで、船迫の打席で吉川が代打で出場。右前打を放って2死満塁としたが、続く丸が二ゴロに抑えられて決定機を逃した。
延長11回は先頭のオコエが二塁手の頭上を超える打球を放ったが、二塁手の菊池の好捕に阻まれた。しかし、2死から増田陸が中前打を放つも、後続が倒れて無得点に終わった。
延長12回は2死から代打出場した荒巻が右中間へ安打を放って出塁したが、続く小林が中飛に倒れて試合が決まった。
投げては、先発したグリフィンが初回先頭の末包を投ゴロに打ち取るも、打球がグリフィンに直撃。そのまま一塁線に転がったボールを倒れ込みながら一塁へ送球すると、しばらく座り込んだままだった。その後、球審が見守る中で投球練習で確認してから中村奨の打席に入った。その後は2死からファビアンに右前打を打たれたが、小園を三直に抑えて切り抜けた。
2回は2死からモンテロに投手強襲の内野安打が左すねに直撃。ベンチに下がって治療したが続投し、後続を斬って無失点だった。3回は1死から末包に四球を与えたが、続く中村奨の打席で盗塁阻止。しかし、中村奨に左中間を深く破る三塁打を打たれ、ファビアンに四球を選ばれたが小園を遊飛に抑えた。
4回は先頭の坂倉に中前打を許すも後続を断った。5回はこの試合で初めて3者凡退。6回も3人で料理した。7回は1死からモンテロに中前打を打たれると、なお2死二塁では代打で出場した堂林をカウント3ボールから申告敬遠。2死一、二塁とすると末包を遊飛に抑えて踏ん張った。8回からは継投に入り7回5安打無失点と粘投したが勝敗は付かなかった。
8回には田中瑛がマウンドに上がると、先頭の中村奨に左前打を打たれたが、ファビアンを併殺打に斬って走者をなくしたところで降板。3番手でバルドナードが登板すると、小園に四球を与えたが続く坂倉の打席で盗塁阻止し、切り抜けた。
9回には中川が登板。3人で抑え、これでチームは6月27日のDeNA戦(東京D)から本拠地では4試合連続で完封勝利をしており、45イニング連続で無失点を記録。1952年のフランチャイズ制以降では1963年の44イニング連続が最長だったが、記録を塗り替えた。
延長10回には船迫がマウンドに上がり、3者凡退で斬った。延長11回にはケラーが登板。先頭から2者連続で三振を奪ったが2死から小園に中前打を打たれたが無失点で抑えた。延長12回には石川が登板しきっちり3人で終えた。