途中出場のエンバペが“圧巻ボレー”で決勝弾! レアル、ドルトムントの猛追振り切りクラブW杯4強入り
FIFAクラブワールドカップ2025・準々決勝が5日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)とドルトムント(ドイツ)が対戦した。 【動画】エンバペが圧巻のジャンピングボレー弾! グループHを首位で突破し、決勝トーナメント初戦のラウンド16ではユヴェントス(イタリア)を1-0で下したレアル・マドリード。今夏に招へいしたシャビ・アロンソ監督のもとで今大会へ臨む“白い巨人”は、新体制下で無敗のまま準々決勝まで駒を進めている。対するは、グループFを同じく首位で通過したドルトムント。こちらも今大会は無敗を維持しており、勢いそのまま強豪との一戦に臨む。 試合は立ち上がりこそドルトムントが攻勢を強めたが、10分にレアル・マドリードがスコアを動かす。ポゼッションで相手を押し込みつつ、左サイドからフラン・ガルシアがクロスを供給。相手のクリアを自ら拾ってバックパスし、ヴィニシウス・ジュニオールを経由してアルダ・ギュレルにボールが渡る。ボックス左角からタイミングをずらしてクロスを入れると、ゴール前で待つゴンサロ・ガルシアが反応。ダイレクトで合わせて先制に成功した。 さらに20分、主導権を握るレアル・マドリードが追加点をマーク。敵陣内でのインターセプトから攻撃に転じ、右サイドで華麗なパスワークを披露する。ライン際に張ったゴンサロがボールを持つと、トレント・アレクサンダー・アーノルドが内側のスペースをスプリント。ポケットからワンタッチで折り返したマイナスのクロスに、大外からフラン・ガルシアが飛び込む。ダイレクトで放ったシュートはゴールに吸い込まれ、レアル・マドリードがリードを広げた。 27分にもレアル・マドリードがビッグチャンスを創出。ドルトムントをハーフコートに押し込み、バックラインまで降りてきたギュレルが前線に柔らかいミドルパスを送る。オーレリアン・チュアメニが3列目から抜け出すと、右サイドからピッチ中央に向けて横パス。ボールに向かってきたヴィニシウスがスルーするように流れ、引き取ったジュード・ベリンガムがドリブルを開始する。しかし、左足で丁寧に狙ったシュートは枠の右へ外れてしまった。 後半もレアル・マドリードがリズムを掴むなか、シャビ・アロンソ監督は67分に3枚替えを決断。ベリンガム、ヴィニシウス、A・アーノルドに代えて、キリアン・エンバペ、ルカ・モドリッチ、ダニ・セバージョスを投入した。74分には投入直後のエンバペが華麗な個人技を発揮。右サイドに流れてボールを受けると、巧みなタッチと緩急を生かしたドリブル突破からシュートを放つが、惜しくもGKグレゴール・コベルに防がれてしまう。 アディショナルタイムにはドルトムントが1点を返したが、わずか2分後にはエムバペが豪快なダイレクトボレーで3点目をマーク。だが、その直後にはドルトムントのセール・ギラシがボックス内に抜け出し、背後からディーン・ハウセンが倒したことでレッドカードが提示される。獲得したPKをギラシが沈め、再び勝負は1点差に戻された。 結局、そのまま試合は3-2で終了。勝利したレアル・マドリードが準々決勝を突破した。準決勝は9日に行われ、レアル・マドリードはパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)と対戦する。 【スコア】 レアル・マドリード 3-2 ドルトムント 【得点者】 1-0 10分 ゴンサロ・ガルシア(レアル・マドリード) 2-0 20分 フラン・ガルシア(レアル・マドリード) 2-1 90+2分 マクシミリアン・バイアー(ドルトムント) 3-1 90+4分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード) 3-2 90+8分 セール・ギラシ(PK/ドルトムント)
SOCCER KING