Android 8・9のスマホは、8月5日からグーグルChromeのアップデートを受けられない

死と税金以外に人生で確実なことがあるとすれば、グーグルがセキュリティ上の新たな脆弱性を突いた攻撃を防ぐために、Chromeウェブブラウザーを頻繁に更新するということだ。だが、その保証は、米国時間2025年8月5日から約3億台のAndroidデバイスを使用しているユーザーにとっては失われる。これから、知っておくべきことをお伝えしよう。 ■3億台のAndroidデバイスがChromeのセキュリティ更新を受けられなくなる 最新の推定によると、Androidの総ユーザー数33億人のうち、4%がAndroid 8を使用し、5.8%がAndroid 9を使用している。この割合は全体に対して大きな数字ではないように見えるかもしれないが、それでも3億台を超えるデバイスが該当する。そして、これらの3億台のデバイスは、米国時間2025年8月5日からグーグルChromeブラウザーのセキュリティ更新を受けることができなくなる。なお、Android 8.0は2017年にリリース、Android 9.0が2018年リリースされたものだ。 グーグルのChromeサポートマネージャーであるエレン・Tは、グーグルChromeのコミュニティ投稿で、「Chrome 138はAndroid 8.0およびAndroid 9.0をサポートする最後のバージョンです」と正式に表明した。Chrome 139は米国時間8月5日にリリースされる予定で、これにはAndroid 10.0以降が必要であるため、今後のChromeアップデートを受けるためには「デバイスがAndroid 10.0以上でなければなりません」とエレン・Tは述べている。

■Androidバージョンの確認方法とアップデートする方法 エレン・Tは、影響を受けるユーザーに対し、「最新のセキュリティ更新とChromeの新機能を引き続き受け取るために、Android 10.0以降のサポートされているバージョンに移行することをお勧めします」と述べた。しかし、実際にそれがどれほど簡単であるかは疑問だ。もちろん、グーグル自身もその質問に対応するためのサポートページを提供しており、スマートフォンやタブレットのAndroidバージョンを確認し、更新する方法を説明している(訳注:グーグルのサイトは、Pixelを対象にしている可能性がある)。 「デバイスのAndroidバージョン番号、セキュリティアップデートレベル、Google Play システムレベルは設定アプリで確認できます」とグーグルは説明し、また、特定のデバイスに対してオペレーティングシステムのアップデートが利用可能な場合には通知が届くとも伝えている。 以下は、グーグルが提供するステップバイステップの手順だ。ただ、Android OSのバージョン、Androidスマホを提供しているメーカーや通信事業者によって手順が異なる可能性がある。 特に、アップデートの手順を誤るとスマホを利用できなくなる可能性があるため、事前によく確認する必要がある。また、Android 8や9を搭載したスマホの場合、Android 10以降の動作環境条件に合致せず、アップデートできない可能性もありえる。 実際に何らかの操作する前に、メーカーおよび通信事業者が公開しているオンラインマニュアルなどを必ず参照してほしい。 ■現在のAndroidバージョンを確認する方法 (※グーグルサイト上の情報を抜粋) 1. デバイスの「設定」アプリを開く 2. 「デバイス情報」または「タブレット情報」をタップ 3.その後「ソフトウェア情報」をタップ。「Androidバージョン」という名称の可能性もある 4. 「Androidバージョン」、「Androidセキュリティアップデート」、「ビルド番号」を確認する ■デバイス最新のAndroidアップデートを確認する方法 (※グーグルサイト上の情報を抜粋) 1. デバイスの「設定」アプリを開く 2. 「セキュリティとプライバシー」をタップ 3. 「システムとアップデート」をタップ 4. 「Google Play システム アップデート」をタップ 5. アップデート状況が表示される 6. 画面に表示される指示に従う

Forbes JAPAN
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