オーストラリア洪水で3万人なお孤立、農家に物資提供
5月25日、オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州では、数日間に及ぶ洪水で孤立した農家にヘリコプターから家畜飼料が投下された。写真は、浸水した小屋に近づくボート。5月24日、オーストラリアのヘザーブレーでドローン撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)
[ギニギニ(オーストラリア) 25日 ロイター] - オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州では25日、数日間に及ぶ洪水で孤立した農家にヘリコプターから家畜飼料が投下された。
同州北部海岸地域では洪水で町が寸断され、家畜が押し流され、家屋が破壊されている。
当局によると、少なくとも1万戸の家屋が被害を受けた可能性がある。
洪水は徐々に引き始めているが、依然として約3万2000人の住民が孤立状態にあるという。洪水のピーク時には約5万人が孤立していた。
同州のタラ・モリアーティ農相は、ヘリコプターによる43回と他の手段による約130回の物資投下により、「孤立した農家に家畜のための緊急飼料」を提供したと述べた。
警察によると、これまでに洪水に関連して5人が死亡している。
アルバニージー首相は24日、復旧作業が進められる中、被災地域では依然として危機的な状況が続いていると述べた。
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