トランプ氏、プーチン氏とゼレンスキー氏に和平へ向け柔軟性求める
- FOXインタビューで発言「そうでなければ厳しい状況」とくぎ
- ロシアとウクライナの首脳会談後、米国と3者首脳会談の考え
トランプ米大統領は19日、FOXニュースのインタビューで、ウクライナとロシアの戦争終結に向け、プーチン大統領とゼレンスキー大統領にある程度の「柔軟性」を示すよう促した。
トランプ氏は「プーチン氏が良い方向に動いてくれることを願っている。もしそうでなければ、厳しい状況になるだろう。ゼレンスキー大統領にも、なすべきことをしてほしい。彼は柔軟性を示す必要がある」と語った。
トランプ氏は、4年目に入ったロシアによるウクライナ侵略を終わらせようと取り組んでいる。トランプ氏は14日に米アラスカでプーチン氏と首脳会談を行い、18日にはワシントンのホワイトハウスで、ゼレンスキー氏や欧州の同盟国首脳と協議した。
トランプ氏は18日に再びプーチン氏と話し、ゼレンスキー氏との2国間首脳会談の計画を立て始めるよう促した。実現すれば、ロシアが2022年2月にウクライナへ侵攻して以来、両首脳が初めて直接顔を合わせることになる。トランプ氏は、この首脳会談がうまく進めば、次の段階として米国も加わり3者首脳会談を模索すると述べた。
トランプ氏は「2人はまずまずやれていると思う。親友になるとは言わないが、まあ悪くはない。私たちは様子を見るしかない」と語り、「だから会談を準備している。だが、実際に主導するのは彼ら自身だ」と強調した。
ウクライナとロシアの首脳会談に向けた詳細はなお流動的だ。トランプ氏自身も、会談の時期や場所はまだ決まっていないと認めており、ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)も、プーチン氏とトランプ氏が、ゼレンスキー氏との直接会談の構想について話し合ったと述べるにとどめている。
原題:Trump Says Putin, Zelenskiy Must Show Flexibility, Pushes Summit(抜粋)