「全く別人と完全否定するものはない」行方不明の岡山中3・梶谷恭暉さん…防犯カメラに映った“似ている男性”を元科捜研が解析
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岡山県で当時中学3年生だった梶谷恭暉さんが行方不明になってから3年以上が経過した。そんな中、恭暉さんに似た人物が映っている防犯カメラ映像がABEMA的ニュースショーに寄せられた。元科捜研の矢山和宏氏が解析した。
2022年11月、塾に行くと言い残し自宅を出たまま帰宅せず、その翌日、倉敷からおよそ70キロ離れた広島県の生口島の橋の上で恭暉さんのスマホと漫画が見つかった。
海上保安庁が周辺の海域を捜索したが発見されず、母親によれば海に転落した可能性は極めて低いと伝えられたという。
頼みの綱であったスマホは肉親であっても中身を見ることが出来ず、誤って初期化されたため情報が残っていないとされている。
そんな中、恭暉さんによく似た人物が店を訪れたという情報が関係者から寄せられた。その男性はメガネとマスクをしており、受付で何かを記入して帰っていった。その後、母親が倉敷警察にその動画を見せたところ「別人の可能性が高い」との返信だったという。
そこで、解析のプロフェッショナルに見てもらうことにした。元京都府警科捜研で数々の難事件を解決に導いた顔画像鑑定の第一人者である矢山氏は、ドラマ『科捜研の女』の監修も務めた専門家だ。
似ている男性の動画を見てもらったところ、矢山氏は「肩がなで肩でちょっと落ちている。あと眉が結構濃い。眉の濃いところと目と目の間の距離とか、鼻のちょっとポテッとした感じ、鼻があってメガネからだいたい下、ギリギリのところまで見えている。顔の輪郭とかが非常に似ていますね」と分析する。
あくまで動画での印象だが、プロの目からは「似てる」との見解だ。「100%というのは顔貌鑑定。我々の研究会でも裁判とかで、防犯カメラに映る犯人の顔を鑑定として警察から依頼を受けてやっているが、100%というのはなかなか難しいが非常に高い可能性はある」(矢山氏、以下同)
「別人とは言えない?」と尋ねると、矢山氏は「全く別人だったら別人といえる。顔貌ってそんなにかわらない。この顔形の輪郭がマスクをしている下でもだいたい分かる。輪郭的に言うと全く別人と完全否定するものはない」と語った。
さらに矢山氏は自らが代表を務める研究所(一般社団法人 京都科学捜査研究会)で8K画面で解析。すると、動画では見えなかった部分がわかったという。
「メガネも似たようなメガネ。フレームも非常に似ている。メガネってそうそう作り替えないと思う」
母親によれば警察はこの動画について「別人である可能性が高い」との見解だというが、矢山氏は「何の根拠を持って(別人と)言うのかな」と指摘する。
その似ているという男性が恭暉さん本人なのかどうか、今後科学的な解析を進めることに。
一方、店で記入したと思われる書類も入手。元徳島県警捜査1課警部の秋山博康氏とともに、大量にある書類から恭暉さんが書いた文章と筆跡が似ているものを探す作業も開始した。
捜査歴42年の秋山氏は「もちろん別人の可能性もあるが、それでも本人である可能性もある。一つずつ白黒つけていかねば本人に辿り着かない。諦めさえしなければ必ず見つかるはずだ」と話した。
情報提供 倉敷警察署(086-426-0110)
(『ABEMA的ニュースショー』より)