ロシア、原油安でウクライナ紛争解決へ意欲的に トランプ氏指摘
トランプ米大統領(写真)は、ロシアとウクライナは紛争を解決したいと考えており、ロシアのプーチン大統領は最近の原油価格の下落を受けて、和平により傾いていると指摘した。5日撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
[モスクワ 6日 ロイター] - トランプ米大統領は、ロシアとウクライナは紛争を解決したいと考えており、ロシアのプーチン大統領は最近の原油価格の下落を受けて、和平により傾いていると指摘した。大統領執務室で5日、記者団に語った。
「原油価格が下がっている現在、紛争解決に向けて良い状況にあると思う。ロシア、ウクライナの双方が解決を望んでいる」と主張した。
ロシア経済を支える原油の価格は、今年に入ってバレル当たり15ドルほど下落している。
トランプ氏は、プーチン大統領が第二次世界大戦での対ドイツ戦勝80年の記念日に合わせ5月8ー10日に72時間の停戦を実施すると表明したことについて言及。「大したことではないように聞こえるかもしれないが(紛争)初期の頃を考えると進展だ」とした。 もっと見る
2022年にロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム」が爆破された件について、調査を命じるかどうか記者から質問されると「ロシアが爆破したとの声もあるが、誰が爆破したのか多くの人が知っていると思う」とし、ロシアの関与に懐疑的な見方を示した。
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