ロ大統領、ウクライナ戦争で核使用否定 「論理的終結」に自信

 ロシアのプーチン大統領は4日、国営テレビが放映したドキュメンタリー番組で、ロシアにはウクライナでの戦争を論理的な終結に導く十分な力と資源があると述べた。その上で、核兵器を使用する必要がないことを願うと表明した。写真はモスクワで4月代表撮影。Sputnik提供(2025年 ロイター)

[モスクワ 4日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は4日、国営テレビが放映したドキュメンタリー番組で、ロシアにはウクライナでの戦争を論理的な終結に導く十分な力と資源があると述べた。その上で、核兵器を使用する必要がないことを願うと表明した。

2000年の大統領就任から25年となるのに合わせて制作された「ロシア、クレムリン、プーチン、25年」で、ウクライナ侵攻が核戦争に発展するリスクに関する記者からの質問に答えた。

プーチン氏は「彼らはわれわれを挑発して過ちを犯させようとした」と述べ、ウクライナに兵器を供与する欧米諸国を非難。「そのような兵器(核兵器)を使用する必要はなかった。今後も必要がないことを願う」と述べた。

22年に開始した侵攻を「ロシアが必要とする結果で論理的に終結させる十分な力と手段がある」と語った。

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