焼肉きんぐ系列のラーメン店「きゃべとん」が東京初出店! オープン初日に行ってみた結果 → お土産がガチすぎて笑った
数ある焼肉チェーンの中で一人勝ちしている感のある「焼肉きんぐ」。その運営を手掛ける物語コーポレーション系列のラーメンチェーンが、ついに東京初進出を果たした。その名も「熟成醤油ラーメン きゃべとん」だ!
これまで神奈川、静岡、愛知にしかなかったが、本日2025年9月26日に待望の東京1号店が日野市にオープン。初日に行ってきたのでその模様をお伝えするぞ。
・東京初出店
日野市多摩平にオープンした「きゃべとん」。最寄りのJR豊田駅からは徒歩20分といったところか。歩けないことはないが、基本的にアクセスは車か自転車に限られると思う。
お昼前に到着すると、さすがオープン初日だけあってすでに行列ができていた。店内の発券機で受付をした後、番号順に呼ばれるシステムだ。私(あひるねこ)は一人で行って30分くらい待ったかな。
店内は大混雑で戦争のような慌ただしさ。ただ、オープン初日にありがちな混乱はあまり感じなかった。他店から応援に来たと思われるベテランスタッフたちのおかげだろう。
メインメニューの『熟成醤油 きゃべとん』は税込858円。味玉を付けると税込990円である。さらに税込275円プラスで炒飯セットにできるとのことだが……ん? なんかこの炒飯、どこかで見たことあるような。
・突然のデジャヴ
そう、「丸源ラーメン」の炒飯とほとんど同じなのだ! 実は「丸源ラーメン」も物語コーポレーション系列。どうりで雰囲気が少し似ている。
とそこへ、いよいよ私の『味玉きゃべとん』が到着した。丼の半分以上を占める巻きバラチャーシューがインパクト特大だが……
やはりこのラーメン最大の特徴は、チャーシューの下に敷き詰められた大量のキャベツだろう。もやしやほうれん草はよく見るけど、キャベツがこんなに入っている醤油ラーメンは珍しいんじゃないか。
といっても、これはただの野菜炒めではない。「きゃべとん」ではキャベツのシャキシャキ感を意図的に残すため、200℃の油で素揚げしているのだという。なるほど、たしかにそれによってキャベツの旨みや甘みが強くなっている印象だ。
油をよく吸った茄子と同種の罪深い味と書けば伝わるだろうか。特に葉の部分はかなりパンチが効いた仕上がりになっている。実を言うと最初は「ラーメンにキャベツとかいる?」と思っていたのだが、これはお世辞抜きにうまいぞ。
よく見ると店内には、本日のキャベツの産地と糖度がしっかり書いてあった。さすが物語コーポレーションはこういう演出が上手い。
逆に麺の存在感は、キャベツと比べるとやや希薄であると感じたかな。細打ちのストレート麺で悪くはないのだけど、個人的にはキャベツだけで十分というか。何なら “麺抜き” にして、それをつまみに酒を飲みたい。
・お土産にびっくり
さて、お店を出るとこんな案内が目に入った。9月26日・27日・28日は店内飲食&アプリ会員限定、かつ1日先着200名で……な、何ィィィィィィイイイイ!? キャベツ1玉プレゼントだとォォォォオオオオ!?
一体どういうことなんだとお店の横に回ったら、軽トラに大量のキャベツが積まれていて笑った。農家かよ! ちなみにこれでも半分ほどなくなったらしい。
スタッフの方にレシートとアプリの画面を見せて、ビニール袋に入った立派なキャベツを1玉ゲット。お土産にしてはガチすぎるだろ。こんなのめちゃくちゃ嬉しいぞ。どうもありがとうございました!
記念すべき東京1号店がなぜ、どうして、23区内ではなく日野市だったのかは永遠の謎だが、個人的には「丸源ラーメン」よりも「きゃべとん」の方がはるかに好みである。落ち着いた頃に再訪させてもらおうと思う。
参考リンク:熟成醤油ラーメン きゃべとん 執筆:あひるねこ Photo:RocketNews24.