オダギリ・ジョー、ジョン・ガリアーノのコートを鑑定依頼!驚きの金額に:開運!なんでも鑑定団
9月23日(火)に放送した「開運!なんでも鑑定団」(毎週火曜 夜8時54分)に、オダギリジョーが登場。持参したお宝に驚きの値がついた。俳優として活躍しながら、映画監督としても才能を発揮するオダギリジョー。1976年、岡山県生まれ。母子家庭で育ち、幼い頃は母親が仕事をしている間、映画館でひたすら映画を観て過ごしていたという。高校卒業後、国立大学に合格するも入学せず、映画監督を志して渡米。「カリフォルニア州立大学」に入学するが、英語で書かれた複雑な入学要項を読み違え、希望していた「監督養成コース」ではなく「俳優養成コース」を選んでしまう。しかし、そこで芝居の魅力に気づき、俳優としての道を歩むことを決意した。その後、数々の話題作に出演し、唯一無二の存在感を放つ存在に。2019年には、10年近く構想を温めてきた映画「ある船頭の話」で念願の長編監督デビューを果たす。さらに2021年放送のドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」(NHK総合)では、脚本・演出・編集・主演をこなし、マルチな才能を発揮した。そんなオダギリが持ち込んだお宝は「ジョン・ガリアーノのコート」。イギリスの伝説的デザイナー、ジョン・ガリアーノが手掛けた逸品だ。
ジョン・ガリアーノは"ファッション界の革命児"と呼ばれた人物。1996年にクリスチャン・ディオールのトップデザイナーに就任。彼の手掛けた新聞紙柄のドレスは、人気ドラマ「Sex and the City」でサラ・ジェシカ・パーカー(キャリー役)が着用し有名に。2011年に不祥事で職を失うも、反省を表明し、2014年にメゾン マルジェラのクリエイティブディレクターに就任。現在もファッション界を驚かせ続けている。オダギリによれば、このコートは映画で使うために知人から借りたものだったが、「暑そうだから使うのをやめた」と明かし、一同爆笑!オダギリに「似合いそう」と勧められて試着したMCの今田耕司も、「めちゃくちゃ暑い!」とコメントし、スタジオはさらなる笑いに包まれた。「値段次第で買い取りたい」と、本人評価額は25万円とした。鑑定金額は、その倍となる50万円!鑑定を担当したのは、デザイナーズブランドの古着を扱う「SEVENSTAR-CLOTHING」代表・渡邊スレイマーン氏。渡邉氏によれば、このコートは2005年秋冬のコレクションで、ジョン・ガリアーノ本人が着用して登場した特別な一着だという。表はブラウンの厚いシープスキン、裏は生成り色のボアで、強いコントラストを生み出している。また、大きなポケットや袖口の隠しリブなど、随所が"魅せる機能"になっている。「現状、このようなファッション史において価値のある作品は、一部の有名なアイテムを除き、マーケットの評価が充分に及んでいない。改めて再評価されるべき一着」(渡邉氏)。
この結果を受け、オダギリは「買いたいくらいの気持ちはありますね」とうなずいた。
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