【J1結果速報】サンフレッチェ広島が後半AT弾で劇的勝利！連敗を4でストップ。アルビレックス新潟は3失点でFC東京に敗北

　広島と福岡の試合は、ホームチームが前半ボールを支配して押し込む展開が続いた。15分、ジャーメイン良が高い位置でボールを奪い速攻を仕掛けるも、MF加藤陸次樹のシュートは福岡GK永石拓海に阻まれてしまう。その後、16分にMF中村草太、20分にジャーメインがチャンスを得るも、得点には至らなかった。

　決定機を作るもなかなか決めきれない時間が続いた広島だが、ついにスコアを動かす。67分、ジャーメインが左サイドの高い位置でMF前嶋洋太と競り合う。両選手はもつれあい倒れてしまったが、素早くこぼれ球を拾ったのは加藤だった。ボールを回収した勢いのままペナルティエリアに侵入し、右足を振り抜く。このシュートがゴール左隅に突き刺さり、広島が貴重な先制点を奪った。

　しかし、83分、福岡が左サイドからクロスを送ると、MF重見柾斗の蹴ったボールが広島MF菅大輝の右腕に当たってしまった。VARによるチェックの結果、PKが与えられ、MF見木友哉が冷静に決めて同点となる。試合はこのまま同点で終わるかに思われたが、後半アディショナルタイムに再びスコアが動いた。

　ドリブルでエリア内に侵入した中村が、前嶋に倒されてPKを獲得する。なお、倒れた中村は、このプレーで左足を痛めてMF越道草太と交代した。PKはジャーメインが決めて、試合終了間際に勝ち越すことに成功。土壇場で劇的な勝ち越し弾を記録した広島は、5試合ぶりの勝利を飾っている。

　前節、広島に勝利した新潟はホームに東京を迎えた。8分、ピッチ中央でパスを受けた東京FWマルセロ・ヒアンはドリブルで前進。そのままエリア内まで持ち込むと、左足を豪快に振り抜き先制点を決めた。さらに、52分には、細かいパスの交換から最後はMF小泉慶が決めて、東京がリードを2点に広げる。

　新潟は、66分にMF笠井佳祐の得点で1点差に詰め寄るも、82分に再びマルセロ・ヒアンにゴールを許してしまう。後半アディショナルタイムにMFダニーロ・ゴメスが追撃弾を決めるも、反撃はそこまで。東京が2試合ぶりの白星をおさめた。

　清水対名古屋の試合は、名古屋が3-0で勝利している。

【試合結果】 広島 2-1 福岡 新潟 2-3 東京

清水 0-3 名古屋