《大腸がんと脳腫瘍公表》「痩せた…」「顔認証でスマホを開くのも大変みたい」LUNA SEA真矢の実兄が明かした“病状”と元モー娘。妻・石黒彩からの“気丈な言葉”

「LUNA SEA」のドラマー・真矢、妻の元モー娘。・石黒彩(Instagramより)

〈体も運動能力的には小学校にも満たないくらいだと思いますが 今すごく幸せです〉──9月8日に自身のインスタグラムで脳腫瘍を公表した人気ロックバンド「LUNA SEA」のドラマー・真矢(55)。9月15日には、冒頭のように現在の体調について投稿した。

 また、以前のように体の自由が利かない現状についても、〈今はやっと一人で立つ事ができて スマホの文字も打つスピードが早くなってきました 今までスマホのロック画面の解除に5分とかかかっていましたから笑笑 やっと生きてるというか 生かされている実感が沸いてきました〉と、明かしている。スポーツ紙記者が語る。

「真矢さんは2020年に大腸がんのステージ4と診断を受け、これまでに7回の手術と抗がん剤治療、放射線治療を併用してライブ活動を続けてきました。しかし、今年2月に行われた結成35周年ツアー終了後、めまいで倒れて立てなくなってしまった。体調が回復せず、脳神経外科でMRI検査を受けたところ、右側頭部に腫瘍が見つかったそうです」

 2000年に結婚した妻、元モーニング娘。の石黒彩(47)は9月16日、自身のインスタグラムに銀婚式のウェディングフォトを投稿。沖縄の海を前に夫婦と3人の子どもの5人で手を繋ぐ姿は、家族の結束を感じさせた。

〈この五年間、真矢の強い信念で、闘病は公表せず全力で闘い、アーティストとして変わらぬプレーを貫いてきました。常にポジティブで弱音を吐かず、音楽と向き合ってきた主人を誇りに思っています。回復に向けて笑顔を絶やさず歩む真矢を これからも精一杯サポートしていきます。今後とも夫婦共によろしくお願い致します〉

 神奈川県秦野市の丹沢山地を間近に望む町で生まれ育った真矢は、幼い頃から祭好きだった。いま地元は9月末に開催される「秦野たばこ祭」の準備で街は活気づき、至るところにのぼり旗が立っていた。真矢は祭りに車椅子で参加することを予定しているようだ。

 現在も地元で暮らす真矢の実兄に取材を申し込むと、現在の心境を明かした。

──真矢さんが脳腫瘍であることを公表しましたが、いつ頃報告はありましたか?

「真矢と一緒にご飯を食べたりしたときの様子など、いま考えると思い当たるふしはありましたが、これまでツアー中に7回手術をしたこともまったく聞いていませんでした。調子が悪いというだけで、(5年間、大腸がんで闘病していたことも)手術を受けていたことも知りませんでした。あまり具合が悪いとか言うタイプじゃないんですよ」

──最後に会ったのは?

「去年のお祭りのときだから、ちょうど1年前くらいかな。『調子が悪いんだよ』と言っているわりには元気だな、と思ったくらいで。特に変わった様子はありませんでした」

──心配かけないように気遣っていた?

「そうそう。彩ちゃんも病気のことはあえて言わなかったんだと思う。だから病気なのに、そんな気遣いもできて凄いなぁと思いますよ。彩ちゃんから『家族みんなでサポートして、治療に全力を尽くしているから心配しないで大丈夫だよ』とメッセージもありましたが、真矢は少し痩せたかなとは感じました。真矢からはLINEで『大丈夫だよ』『ありがとう』と返信が来たけど、文字を打つのも苦労しているのか短い文面でした。顔認証でスマホの画面を開くのも大変みたい。とても心配だよ」

 冒頭の自身のSNSで真矢は〈ささやかながら目標ができました その目標に向かって一歩踏み出してみたいと思います〉と、前を向いていた──。

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