柴咲コウ 経営する会社からスタッフが大量退社していた…悲願の黒字化達成も“路線変更”に反発

柴咲コウ 経営する会社からスタッフが大量退社していた…悲願の黒字化達成も“路線変更”に反発

現在公開中の映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』に出演中の柴咲コウ(43)。近年は芸能活動だけでなく女性実業家としてのイメージが強いが、その手腕がついに発揮されつつあるようだ。柴咲は’16年、サスティナビリティをテーマにアパレルや雑貨、エンターテイメント事業などを手がける会社「レトロワグラース」を創業している。「しかし創業以来、レトロワグラースは赤字決算が続いていました。それでも’21年度までは決算を公表していましたが、それ以降は公表がなくなり、赤字が続いているのではないかと言われてきました」(芸能関係者)だがレトロワグラースの親会社であるモブキャストホールディングスが2月に公表した決算説明資料には、こんな文言が。《2期連続で黒字化を実現。今期も更なる業績成長を見込む》レトロワグラースが’23年度と’24年度に黒字決算だったというのだ。ついに経営を軌道に乗せたかに見えた柴咲だが、一難去ってまた一難。実は年明けから会社は大きな騒動に見舞われていたという。「今年の初めに、チームマネージャーやスタッフが続々と退社し、ほぼ総入れ替えとなる非常事態が起きていたそうです。辞職の理由はそれぞれあるようですが、いちばんの原因は柴咲さんがスタッフに対して“これからは音楽活動を中心にしたい”と宣言したことにあったそうです」(芸能事務所関係者)前述の決算説明資料には、《吉田雄生氏を取締役に招聘し、音楽事業の成長を加速》といった記載もあった。吉田氏は、これまでに多数のアーティストをプロデュース。大手芸能事務所の取締役を務めたこともある音楽業界の大物だ。柴咲は昨年12月、吉田氏も作詞に参加した曲『紫陽花』を収録した最新アルバム『響宴』をリリースしている。12月から今年2月まで、全国12都市を巡るツアーも開催した。これらの音楽活動に手ごたえを感じたのか、柴咲は今年3月に吉田氏をレトロワグラースの取締役に加えたのだ。「一時期は女優業をセーブしていた柴咲さんですが、’22年以降、『沈黙のパレード』、『月の満ち欠け』、『Dr.コトー診療所』、『ミステリと言う勿れ』など話題映画作品に出演しており、そうした女優活動が会社の黒字化にも寄与したとみられています。しかし柴咲さんは、女優活動より音楽活動に軸足を移そうとしているそうです。実際、今年11月スタートする全国ツアーは、17都市での実施を予定しています。そうした柴咲さんの方針に異を唱えたスタッフも多く、その結果、スタッフの大量退社につながったそうです」(前述・芸能事務所関係者)抜けた人員を補充するためか、レトロワグラースは今年3月にスタッフ募集の求人採用を開始。そこでは心身の美しさと地球の美しさの追求、持続可能な調和社会の実現など、同社の企業理念に共感する仲間を迎え入れる「ファン採用」が行われ、6月に募集を締め切っている。レトロワグラースには黒字化の理由と、スタッフ退社の理由について7月10日に質問案を送ったが、14日時点では回答がなかった(※回答があり次第、追記する)。主演した大河のタイトルから、“おんな城主”とも呼ばれている柴咲コウ社長。念願の黒字経営を守り続けることはできるのか。

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