FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年1月14日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年1月14日8時30分執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼13日(火)の為替相場 (1):片山財務相 円安けん制 (2):高市首相 衆院解散の意向を通達(3):米CPI 市場予想に一致

▼13日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:160円を巡る攻防/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

13日(火)の為替相場

期間:13日(火)午前7時10分~14日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):片山財務相 円安けん制

訪米中の片山財務相は、ベッセント米財務長官との会談を終え「一方的に円安が進む場面が見られて非常に憂慮しているということをお伝え致しまして、ベッセント長官もこうした認識を共有しました」と発言。米当局を巻き込む形で円安をけん制したとの見方から円を買う動きが見られたが、一時的かつ限定的だった。

(2):高市首相 衆院解散の意向を通達

高市首相は23日に召集される通常国会の冒頭で衆議院を解散する意向を自民党幹部に通達したと一部通信社が関係者の話として報じた。解散総選挙となれば自民党が議席を伸ばす公算が大きいことから、高市首相の積極的な財政政策がより明確になるとの思惑を背景に円が一段安となった。

(3):米CPI 市場予想に一致

米12月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.3%、前年比+2.7%と市場予想に一致。食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比+0.2%、前年比+2.6%だった(予想+0.3%、+2.7%)。コアCPIが予想を下回ったことを受けて一時ドルが売られたが、米長期金利が下げ渋ったためドル売りは続かなかった。なお、その後トランプ米大統領は「インフレの数字が発表された。とても低いインフレ率だ。『遅すぎる』パウエルは意味ある利下げを行うべきだ」とSNSに投稿した。

13日(火)の株・債券・商品市場

<最新の株価指数CFDレートはこちら>

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:160円を巡る攻防

昨日のドル/円は終値ベースで約1円上昇。高市首相が自民党幹部に衆院解散の意向を伝達したと伝わると日本の財政悪化への懸念から円売りが優勢となり、ドル/円は159.19円前後まで上昇した。なお、この日発表された米12月消費者物価指数はコア指数が市場予想を下回りドルが売られる場面もあったが、前年比の伸び率が前月と同じ+2.6%だったこともあり影響は一時的だった。 昨日は片山財務相や城内経済財政相など政府高官が円安をけん制(口先介入)をしたが、市場の反応は限定的だった。ドル/円は政府・日銀による円買い介入が最後に実施された2024年7月12日以来の水準まで上昇しており、今後は口先介入のトーンが強まる可能性がある。もっとも実弾を伴わない口先介入の効果は限定的とみられ、特に介入警戒感が後退しがちな海外時間には円安が進みやすくなるだろう。心理的節目となる160円を巡る攻防が意識されそうだ。なお、NY時間には米10月、11月生産者物価指数(PPI)と米11月小売売上高が発表されるが、米政府機関閉鎖の影響から発表が遅れていた「過去分」であるため、影響は限定的とみられる。

注目の経済指標:米小売売上高

注目のイベント:FRB高官発言

※時間は日本時間での表示になります。※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。

※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト 中村 勉(なかむら・つとむ) 米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。

経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

●免責事項本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

関連記事: