【ぶり大根まん】うなぎパイだけじゃなかった! 春華堂が原宿で展開している「HOW’z」の包むセンスがじわじわ来る

原宿グルメといったら、クレープやわたあめ……など、 “映え” の聖地だ。

そんな原宿で、まさかの「ぶり大根まん」を提供している店を発見した。

浜松銘菓「うなぎパイ」で知られる静岡の老舗・春華堂が、原宿カルチャーのど真ん中「ハラカド」に出店しているカフェレストラン、その名も「HOW’z(ハウズ)」

“今日どうだった?” という問いをテーマに、日本各地のクリエイターとともに「団らんの食卓」をつくり上げていく。おしゃれだけど、ユニークな注目のスポットだ。

・おしゃれ × 居心地最高界隈

HOW’zがあるのは、ハラカドの3階。エスカレーターを上がってすぐの場所にあり、迷うことはない。

店内へと案内されると、めちゃくちゃおしゃれ……。そしてなんだか居心地がいい空気が流れている。

早速メニューをチェック。

このラインナップだけ見たら、春華堂とは全然わからない。

今回注文したのは「包図まん」シリーズの「参道ぶり大根(550円)」「けやき並木のぶた(400円)」、そしてデザートとして「参道マラサダ(550円)」

ほかにも気になるメニューがたくさん並んでいた。

・HOW’zの包図まん

待つこと約10分、じゃじゃーんと登場した包図まん。思っていたより大きくて、見た目もおいしそう。

まずは「参道ぶり大根」から。今回は、断面を撮るために、ナイフを借りてカットしていくと……

ぶりと大根がぎっしり。そして生姜の香りもふわっと立ちのぼる。

ぶりの旨みがぎゅっと閉じ込められ、大根のやわらかさと一緒にふわっと包まれている。やさしくて、しみじみとおいしい。なんだか、罪悪感がないのも嬉しい。

「けやき並木のぶた」こと豚まんも、さっぱりしているのにボリューミー。

撮影スタジオやオフィスで “片手で食べられる差し入れ” として考えられただけあり、食べやすさと美味しさがしっかり両立している。

デザートには、ハワイのローカルスイーツのHOW’z版「参道マラサダ」

一見するとただの揚げドーナツだが、中には和栗のペーストと生クリームがたっぷり。

もっちりとした生地と、濃厚なのに重すぎない和栗クリームが絶妙にマッチしていておいしい。ただし、丸ごと1個はアラフォーにはやや重ため。

友人とシェアするくらいがちょうどいいかもしれない。

・おしゃれすぎる空間に「うなぎパイ」のスーツケース!?

お会計を済ませた後、改めてお店の別スペースを見ていると、そこには「うなぎパイ」のスーツケースが。

浜松にあるうなぎパイの工場見学施設「うなぎパイファクトリー」でも目にしたが、まさかここで再会することができるとは。

なんだか、浜松から上京してきたみたいで感慨深い。以前、広報の方に聞いた話では「意外と海外のお客さんに人気なんです」とのこと。

ここでもしっかり存在感を放っていた。

・クリエイターと一緒にこれからも育てていく

HOW’zでは、クッキーやパイなどのお土産スイーツも販売している。

そして驚くべきは、ここがまだ完成形ではないということ。メニューもグッズもイベントも、これから出会うクリエイターたちと一緒に育てていくのだとか。

初訪問の今回は「ぶり大根まん」に度肝を抜かれたが、次に来たときにはまた別の “包まれ体験” が待っているかもしれない。

原宿のど真ん中で、地域の魅力と日本のクラフトマンシップが溶け合う場所。うなぎパイの会社がこんな形で食の可能性を広げてくるとは、いい意味で予想外だった。

気になる人は、ぜひ一度足を運んでみてほしい。

・今回訪れた店舗の詳細

店名 HOW’z(ハウズ) 住所 東京都渋谷区神宮前6-31-21 東急プラザ原宿「ハラカド」3階 時間 月~土曜日11:00~22:30・日曜日11:00~22:00 定休日 1月1日・他不定休

参考リンク:HOW’z(ハウズ) 執筆:夏野ふとん Photo:RocketNews24.

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