城福監督 試合前囲み取材 J1リーグ第31節 ヴィッセル神戸

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明日(9/23)のヴィッセル神戸戦に向けて、城福監督が9/21にメディアの取材に応じました。そのダイジェストをお届けします。

―加入が内定している平尾勇人選手が、在学中に経験を積み上げられていることは未来に向けても大きいと思いますが、いかがでしょうか。このチームが攻守において前への推進力を持ち、そこで成功を収めた試合が昨季からいくつかありました。ただそればかりになると疲弊してしまって、いわゆるボランチ・へそでプレーできる選手たちがボールを触る回数がそう多くない中で疲弊してしまう悔しい試合もいくつか経験した中で、我々は両方を追い求めている今季があります。もちろんメンバーが変わりましたが、へそを使って手応えのある試合、そこで相手を上回る試合もいくつかありました。我々の12時の針がどこにあるのかが、いろいろなものを追い求める中で、みんなが「12時の針はこれだ」と一致するには、様々なものを纏うからこそそこにブレが生じてしまいます。それでも我々の攻守における前への推進力は失ってはいけないものなので、それを持っている選手の一人が彼(平尾勇人選手)です。ここでセカンドストライカーとしての本領を(岡山戦の)2得点目で発揮したと思います。なかなか我々のシャドーはあそこに入っていけなくて、入っていけるシャドーを欲していたので、そこに入って行って点を決めたこと、それまでにも守備の貢献があったこと、チャンスメイクやアシストの一つ手前のプレーもできるようになったことで、チームメイトに認められたと思います。ハードワークするだけではなくて、ボールを呼び込む力や持った時のチームの基準も我々が求める基準に近づいてきているというところも、スタッフだけでなく選手も認めて感じることが大事で、そういう意味でも彼にとっては大事な試合になったのかなと思います。

―チームとして前線の選手が得点を奪ったこと、そして中断期間にトレーニングしてきたクロからも点を取れた部分はとても大きいと思います。

(福田)湧矢が点を取ったゴールキーパーとディフェンスの間はずっとやってきたことで、(平尾)勇人が取ったあのクロスも人数をかけてあそこに入っていくということもずっとやってきたことでした。そういう意味では、やはり積み上げることの大事さは選手が手応えを感じたと思います。いかに練習場のピッチが大事かということをみんなが共有できたことは良かったのかなと思います。

―次節に対戦する神戸の印象を教えてください。

直近の週末には試合がなくて、週半ばにACLを戦い、約1週間空いてこの試合を迎えられるという意味では、コンディション的にもメンバー的にもおそらく今現在のベストで来ると思います。優勝を狙っている神戸さんからすると絶対に落とせないという構えで来る試合になると思います。個の強度や強度を出し続けながらの質は、Jリーグの中で確実にトップ・オブ・トップのチームで、だからこそ優勝してきていると思います。各々の選手に役割があって、そこを担当する遂行力がエクセレントな選手が各ポジションにいるので、個で負けないように努力しますが、チームで戦うことが必須になると思います。ハードワークして個で奪って来て、前線で個で時間を作って、そこに絡んで来て、収める力とフィニッシュに持って行くコンビネーションがあって、もちろんミドルシュートを打てる選手もいて、セットプレーも迫力があります。連覇をするということは、それだけの質がないとできないので、そこは我々は警戒してし過ぎることはないと思います。

―岡山戦・4得点目の谷口栄斗選手のゴールはチームとしても大きかったと思いますが、城福監督はどのように感じていますか?

途中から入った福田湧矢が(守備の)スイッチを入れました。あのスイッチを合図にあそこにしかボールが出て来ないだろうという前線の追いと中盤の締めがあって、谷口栄斗の読みがあったと思います。そのままの勢いで、人数もかかった上でクオリティも出せた。そこは我々としたら良いボールの奪い方をしてそのままカウンターで点を取るというところが、一番このチームで点を取る形だと思っていたので、それを引き出したこと。あそこで長い距離を走ってダブルタッチでかわしてゴールに流し込む彼の技術は、日本のセンターバックとしては本当に稀有なものを持っている選手だと改めて感じました。▼Next Home Game明治安田J1リーグ 第31節9月23日(火・祝)19:00キックオフノエビアスタジアム神戸

ヴィッセル神戸 vs 東京ヴェルディ

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