【台風情報 今年は例年と違う10月か?】フィリピンの東に「あやしい雲の塊」 10月2日にも台風のたまご「熱帯低気圧」発生へ【9月30日〜10月16日までの16日間天気シミュレーション 気象庁 今後の進路は?】(RSK山陽放送)

■予想天気図に「台風のたまご」熱帯低気圧が現る 気象庁のあさって(10月2日)の予想天気図【画像(1)】によりますと、「台風のたまご」である熱帯低気圧が発生する見込みです。 【画像を見る】今後の進路予想図/向こう16日間の全国各地の天気は? RSK山陽放送の宮本大句見気象予報士に聞きました。 (宮本大句見 気象予報士) 「きょう(9月30日)現在【画像(2)】、フィリピンの東に雲の塊が見られます。この領域では、熱帯じょう乱が発生しています。まだ渦としては不明瞭ですが、次第に発達して、新たな台風が発生する可能性があります」 ■熱帯じょう乱って何だ? 熱帯じょう乱とは何か、宮本大句見気象予報士が解説します。 (宮本大句見 気象予報士) 「熱帯や亜熱帯地方で発生する大気の乱れのことで、今後、熱帯じょう乱から『熱帯低気圧』や『台風』が発生する可能性があります」 ■今後の進路は? この熱帯じょう乱、今後の進路はどうなるのでしょうか。 (宮本大句見 気象予報士) 「長期の雨と風の予想【画像(3)〜(13)】では、熱帯じょう乱を示す反時計回りの渦は西へ進んでいきます。5日(日)【画像(7)】には南シナ海に位置して、その後も大陸方向に移動する予想です」 「この予想では、日本付近には近づかず、あまり発達しない見通しとなっています。さらに、10月6日(月)【画像(8)】にもフィリピンの東で新たに反時計回りの渦が見られ、同じく西の進路となっている状況です」 「ただ、日本の南の海上の海面水温は平年よりも高いところが多く、台風が発生、そして発達しやすい環境であるといえます」 「台風の発生や発達を考える上で、一つの目安となるのが『海面水温』です。一般的に台風は、海面水温が26℃〜27℃の海域で発生するといわれおり、海面水温が27℃以上であれば発達する可能性があります」 「海面水温が高いと、台風のエネルギー源である水蒸気が供給されやすいため、今後の熱帯じょう乱の動向に注意が必要です」 ■10月も台風に警戒を (宮本大句見 気象予報士) 「今年は季節の進みが遅いため、10月も台風に警戒が必要になっていきそうです」 「平年であれば、【画像(14)(15)】のように、8月と9月が台風の発生数、接近数、上陸数が特に多くなっています。台風は太平洋高気圧の縁を回って日本に近づく傾向です」 「9月に比べて10月は、太平洋高気圧の勢力が弱まるため、それにあわせて10月は日本への接近が減ります」

「しかし、今年は季節の進みが遅く、依然として太平洋高気圧の勢力が強い状況です。6日(月)を中心に、平年の8月ごろのような強さになりそうです」 「今後少しずつ高気圧は後退し、季節が進む見込みですが、それに合わせて台風は、これまでの9月に通っていたような経路を今年の10月に通る可能性が考えられます」 「さらに、10月は日本のはるか南の海上のあたりで対流活動が活発になる予想であるため、台風の発生や進路に引き続き注意が必要です」 ■全国の天気への影響は? 今後の天気への影響はどうなるのか、【画像(16)〜㉕】は全国各地の今後16日間の天気の予想です。 今後の気象情報に注意してください。

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