スマホの充電「80%」設定はバッテリー寿命を延ばす?バッテリーヘルスを高める他の方法は?(スマホライフPLUS)

現在、ハイエンドモデルのスマホが増えたことに伴い、キャリアの買い換えプログラムを利用する人が増えています。 たとえばドコモの「いつでもカエドキプログラム」は、スマホを分割払いで購入し、23カ月目以降に返却すると、その後の支払いが免除されて新しい端末に買い替えることができます。 このようにキャリアの返却プログラムや下取りを利用し、短期で買い替えるスタイルの場合、バッテリーが大きく劣化する前に手放すことになります。その場合、日々の利便性を犠牲にしてまで80%に制限する必要性は低いでしょう。 ■「アダプティブ充電」という選択肢 また、Google Pixelではバッテリーの劣化を抑えるための充電制御機能「アダプティブ充電」が採用されています。これは、充電の傾向やアラームの時間などをもとに、長時間の充電中には充電速度を調整し、最適なタイミングで100%まで充電するように制御してくれるというもの。 たとえば夜間に長時間充電するときに、まず80%までは通常速度で充電され、それ以降の残りはゆるやかに充電が進み、最終的に、端末を取り外す直前のタイミングで100%になるように調整されます。つまり、ユーザー側がバッテリー寿命を気にして「80%」設定をしなくて済みます。 なお、アダプティブ充電はデフォルトでオンになっていますが、設定変更などでオフになってしまった場合の再設定方法は以下の通りです。 まず設定アプリを開き、「バッテリー」に進みます。

【1】①「バッテリーヘルス」をタップ。【2】②「充電の最適化」に進みます。【3】③「アダプティブ充電」をオンにして完了です。 このようにバッテリーヘルスを高めつつも、利便性も担保するアダプティブ充電は多くの方にとって折衷案となるでしょう。 ■充電器に接続したまま使用する機会が多い端末の場合は? 2024年モデルの新型iPad ProおよびiPad Airでは、iPhone 15以降と同様にバッテリーの状態確認メニューが詳細化され、80%の充電上限設定が可能になりました。特に、自宅やオフィスで充電器に接続したまま使用されることが多いiPadにとって、この機能は過充電によるバッテリー劣化を防ぐうえで非常に有益と言えるでしょう。 最終的な判断は、あなた自身のライフスタイルに委ねられています。ご自身のスマホとの付き合い方(使用期間、主な用途、充電環境)をじっくりと考え、アダプティブ充電や、AppleがiOS 18で提供した85%や90%といった柔軟な選択肢も視野に入れながら、自分にとって最適なバランス点を見つけることが大事です。

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