仮想通貨15億ドルの盗難、北朝鮮が関与 FBI発表
2月26日、米連邦捜査局(FBI)は、仮想通貨(暗号資産)取引所のバイビットから15億ドル相当の仮想通貨が盗まれた事件について、北朝鮮のハッカー集団「トレーダートレーター」が関与したと発表した。写真はポーランドのワルシャワで2017年5月撮影(2025 ロイター/Kacper Pempel)
[ワシントン 26日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)は26日、仮想通貨(暗号資産)取引所のバイビットから15億ドル相当の仮想通貨が盗まれた事件について、北朝鮮のハッカー集団「トレーダートレーター」が関与したと発表した。
「トレーダートレーターは迅速に行動しており、一部の盗まれた資産をビットコインなどの仮想通貨に交換し、複数のブロックチェーン上の数千のアドレスに分散させている」と指摘。こうした資産がさらに資金洗浄(マネーロンダリング)され、最終的には法定通貨に交換されるとの見方を示した。
バイビットは21日、イーサのウォレットがハッキングされ、別のアドレスに資産が移されたことを明らかにしていた。
バイビットはビットコインやイーサなどさまざまな仮想通貨へのアクセスを提供。世界中に6000万人以上の利用者がいる。
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