iPhone 17シリーズから17 Proを購入。でもおすすめは17無印です
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- 製品名
- iPhone 17 Pro
- 購入価格
- 15万9,800円(通信キャリア割引適用により2万円引き)
- 購入時期
- 2025年9月19日
- 使用期間
- 約1カ月
筆者は今年のiPhoneとして「iPhone 17 Pro」を購入しました。毎年iPhoneを買い換えているのは、「新機能をじっくり試したい」「ほかの記事を書くときに最新機種のほうが見栄えがいい」「“毎年買い換えられるくらいには売れっ子です”と編集部にアピールしたい」、そして「Appleへの忠誠心を示したい」などが理由。大人ってホント汚いですね。
とはいえちゃんとした理由もあります。今年は「17 Pro Max」「17 Pro」「Air」「無印」の4機種が登場しましたが、今回選んだのは17 Pro。この選択には、一応合理的な理由があります。少しでもどなたかのお役に立てば幸いです。
こんな書き出しでよいのかと自問しつつ、編集部から「買い物山脈はなに書いてもいいですよ」と言われておりますので、今回は「iPhone 17シリーズ4機種から17 Proを選んだ理由」というテーマで買い物山脈をお届けいたします。
まず注目したのはパフォーマンス。今回17 Pro、17 Pro Max、Airにはプロセッサに「A19 Pro」が搭載されていますが、AirだけGPUが1コア少ないんですね。
GPUはグラフィックス処理だけでなく、マシンラーニング、オーディオ、科学技術シミュレーションなどさまざまな用途に活用されます。そう考えると、GPUコアは1つでも多いに越したことはありません。3Dゲームのフレーム数の増加は体感できない気がしますが、動画の書き出しや、オンデバイスでのAI処理が少しでも速くなるだろうということで、GPUコア数を重視した次第です。
次はカメラ性能。最近筆者は取材にデジカメ専用機は持っていかず、スマホだけで撮影しています。PC Watchに掲載されるニュース記事などをご覧いただければ分かる通り、最近の発表会のスクリーンってすっごく横長であることが多いんですよね。
また新製品お披露目の際には登壇者が製品を持ってポーズをとる一幕があります。すると超広角と望遠カメラが必須となるわけです。さすがに40倍のテレ端は商業メディアでは使えませんが、20倍くらいであれば十分実用的な画質。というわけで光学倍率は5倍から4倍へと減ったものの、画素数が12MP(1,200万画素)から48MPへと向上した17 Pro、17 Pro Maxは、取材カメラとしても魅力的なわけです。
17 Pro Maxはバッテリ駆動時間と画面の広さという点で17 Proより優れています。しかし、233gの17 Pro Maxと206gのProは携行性という点では明確な差があります。尻ポケットに入れているときはあまり大きな差ではないのですが、サバゲーのときに「チェストリグ」に入れていると、軽ければ軽いほど走っているときに上下に暴れないんですね。
さらに、私は広い画面が必要なときはARグラス「XREAL One」を接続してしまうので、なおさら本体は軽く小さく、常に持ち歩けるサイズというのが正解でした。スタミナ性能は17 Proでも18時間動作するので、個人的には実用上の不満はありません。
国内向けモデルがeSIM専用となったことで、これまで物理SIMを使っていたユーザーも、強制的にeSIMへ移行することになったわけです。筆者自身は今回ちょうどドコモからソフトバンクにキャリアを変更したので、トラブルに巻き込まれることなくスムーズにeSIMに切り替えられました。
ただ筆者はライターという仕事柄、複数端末を使い分けることが多いです。物理SIMであれば抜き差しだけで済みますが、eSIMの場合は回線切り替えや再設定にかなり手間がかかります。iPhone からAndroid、AndroidからiPhoneにサクッとeSIMを転送できる手段を準備してほしいところです。
iPhone 17シリーズの中から「17 Pro」を選んだとはいえ、ほかのモデルを否定しているわけではありません。17 Pro Maxには圧倒的な画面の広さと視認性が魅力で、動画視聴やゲーム、クリエイティブ作業に最適。「Air」はシリーズ随一の薄さ・軽さを誇り、ポケットやバッグに入れてもストレスがありません。そして「無印」は、手ごろな価格で基本性能をしっかり押さえた、もっともバランスの取れた1台です。
同世代のiPhone同士では、ベンチマークスコアの差は体感しづらく、メインカメラの画質もほぼ同等。もし家族や友人に勧めるなら、筆者は迷わず無印の「iPhone 17」を推します。それほど完成度の高い、万人向けのモデルだからです。