日韓首脳が会談、李氏「切り離せない関係」

 6月18日、聯合ニュースによると、韓国の李在明大統領(写真)は、カナダで開催された主要7カ国(G7)首脳会議に合わせて石破茂首相と会談し、国際的な貿易を巡る環境が厳しい中、両国は未来志向で協力する必要があるとの考えを伝えた。写真は6日、ソウルで代表撮影(2025年 ロイター)

[ソウル/東京 18日 ロイター] - 石破茂首相は17日(日本時間18日)、訪問先のカナダで韓国の李在明大統領と初めて対面で会談し、日韓関係の安定的な発展に向け、緊密な意思疎通を推進していくことで一致、核ミサイル問題および拉致問題を含む北朝鮮への対応についても、引き続き日韓、日韓米で緊密に連携していくことを確認したと述べた。

カナダのカナナスキスで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)閉幕後の会見で明らかにした。 もっと見る

李氏は、両国が「同じ庭を共有する隣人」のように「切っても切り離せない関係だ」と発言。国際的な貿易を巡る環境が厳しい中、協力は双方の利益になるとし、「未来志向」の関係改善を呼びかけた。

李氏は過去に尹錫悦前政権の対日政策を「屈辱外交」と批判していたが、今月の大統領就任前に姿勢を和らげ、「実用外交」を重視する意向を示していた。

韓国大統領府によると、李氏はG7サミットの合間にスターマー英首相とも会談。両国の自由貿易協定(FTA)改定で進展が必要だと呼びかけた。

また、インドのモディ首相とも会談し、戦略的協力を深める意向を表明。韓国がインドに投資していることを強調した。

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