2月のWindows UpdateでMIDI機器に不具合が生じる可能性。回避策は?
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Microsoftが2026年1月から2月にかけて展開したWindows Update(KB5074105、KB5077181、KB5077241)を適用すると、Windows MIDI ServiceというMIDIデバイス向けの新しいサービスが順次有効になるのだが、バグなどによって機器の動作に支障が生じているようだ。
1月末のプレビュー更新であるKB5074105以降、Windows MIDI Serviceという新たなサービスが導入されている。しかし、これらはインストール直後に即座に有効化されるのではなく、特定のアルゴリズムに基づき“翌月のある時点”で有効になる「段階的ロールアウト」で、2月末で全員が有効になった。これにより、さまざまな不具合が顕在化した。
具体的には、M-Audio、AKAI、RANEなどのinMusicドライバや、サードパーティ製のドライバがWindows MIDI Serviceと競合し、Cubaseといったアプリケーションの起動を妨げたり、動作が不安定になる。M-Audio、AKAI、RANEによれば、問題の修正に取り組んでいるものの、解決まではWindows Updateのアンインストールを推奨している。
KORGも独自の「USB-MIDI Driver」を利用し、マルチクライアント機能のサポートや、長大なSystem Exclusiveメッセージの送受信を可能としてきたが、互換性の問題により正常動作しない。このため、KORGではUSB-MIDI Driverのアンインストール手順を案内し、Windows MIDI Serviceの利用へ誘導している。なお、削除した後に再度USB-MIDI Driverをインストールしたりしてしまうと、Windows MIDI Serviceが正常動作しなくなる可能性があるため控えるよう呼びかけている。
なお、Windows MIDI Serviceでは、これまで長年使われてきたMIDI 1.0に加え、MIDI 2.0規格を新たにサポートした。また、ベンダー固有のドライバなしで複数のアプリから同時にMIDIデバイスを使えるようになる「マルチクライアント」への対応、MIDIエンドポイントのポート名を自由に変更できる機能、MIDIアプリ間の内蔵ループバック機能、送受信メッセージに1μs以下の精度でタイムスタンプを使えるようにするといった機能改善/強化が図られた。
MicrosoftではWindows MIDI Serviceの開発サイクルで膨大な量のテストを行なったが、それでもいくつかのバグが残っていたとしており、いくつかの問題に対しては対策をする予定。