秩父市長選挙 新人・清野氏が当選
秩父市長選は20日、投開票され、前市議で新人の清野和彦氏(41)(無所属)が、現職の北堀篤氏(74)(無所属=自民、公明推薦)を破って初当選を果たした。
投票率は59・53%で、前回(59・85%)を0・32ポイント下回った。当日有権者数は4万8636人。
同日夜、当選確実が伝えられると、市中心街の清野氏の事務所は歓声に包まれた。
清野氏は選挙戦で少子高齢化、人口減・過疎化対策について、「倍速、3倍速で施策を打ち出す」とアピール。また医療・福祉の充実について、国や県からの助成を受け、医師や医師会との連携で地域医療を拡充すると主張した。
選挙期間中には市議の一部や、秩父地域以外自治体の議員、親交のある東北地方の首長などが応援に駆けつけた。SNSでの情報発信にも熱心で、若い世代にもアピールした。
一方、北堀氏は選挙戦で地元選出の国会議員や県議、労働者団体の支援を受け、4年の実績と自らの市議・県議時代を通じた国や県とのパイプをアピールした。だが、変革を打ち出した清野氏の勢いには及ばず、僅差で敗れた。
開票結果(年齢は投票日現在)
当 14,825 清野 和彦41 無所属新
13,902 北堀 篤74 無所属現