ホンダ、二輪車プロダクトマークとエンブレムを変更 フラグシップモデルに「Honda Flagship WING」新設定

フラグシップモデルに採用される新デザインの「Honda Flagship WING」エンブレム

 本田技研工業は11月4日、二輪車のプロダクトマークをICE(内燃機関)車では従来のウイングマークを継続使用する一方、電動二輪車では新たなフォントの「Honda」に統一して展開すると発表した。

 また、ICEのFUN商品の車体に装着するプロダクトエンブレムについてはデザインを変更し、新たに「Honda Flagship WING」として、「Gold Wing」「CBR」「レブル」といったプロダクトブランドのフラグシップモデル(CBR1000RR-Rやレブル1100など)に採用していくとした。

 Honda Flagship WINGは、同日からイタリア・ミラノで開催されている「EICMA 2025」で世界初公開した電子制御過給機付きV型3気筒エンジンを搭載する「V3R900 E-Compressor Prototype」で初めて採用し、2026年から各プロダクトブランドのフラグシップモデルに展開していく。

フラグシップモデルに採用される「Honda Flagship WING」エンブレム

 ホンダは、75年以上にわたるICEで培った事業基盤をもとに、環境変化に合わせて二輪車の電動化にも取り組んでおり、2024年を電動二輪車のグローバル展開元年と位置付け、アジアを中心に電動二輪市場への参入を本格化し、今後はグローバルへと参入市場を拡大していくという。このグローバル展開を機に、四輪電動製品で採用している電動領域専用の「Honda」フォントを電動二輪車のプロダクトマークとプロダクトエンブレムのそれぞれに採用することを決定した。

 このマークはホンダ初の電動モーターサイクル「Honda WN7」を皮切りに、グローバルに展開する電動商品への採用のみならず、ホンダの電動二輪車正規取扱店やモータースポーツ活動にも展開。ICEとは異なり電動車だからこそ創造できる新しい価値を提供することを目指し、ホンダの電動化への取り組みのシンボルとして使用していく。

専用フォントの「Honda」ロゴを電動製品のプロダクトマーク・エンブレムに採用

 また、ICEのFUN商品の車体両側に装着するプロダクトエンブレムを新たに「Honda Flagship WING」に変更する。赤を背景にシルバーのウイングマークを組み合わせたデザインの従来のプロダクトエンブレムから、先進性や親和性を加味しつつ多彩なモデルや車体色との調和を目指し、よりシンプルなウイングのデザインを採用した新しいプロダクトエンブレムとし、カラーはシルバーと黒のモノトーンで構成した。

 さらに、新しいエンブレムには時代の要請に応じて環境に配慮したリサイクルアクリル樹脂の「サステナブルマテリアル」を採用する。

ICE製品のプロダクトマーク・エンブレムは従来のウイングマークを継続使用

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