「ミュゼプラチナム」運営会社が破産手続き開始 元従業員「給料払え」

元従業員 「(給与を)踏み倒している感じが本当に許せない。やっぱり払ってほしい」  こう話すのは、脱毛サロン大手の「ミュゼプラチナム」の元従業員。今も100万円以上の給与が未払いになっているといいます。  一時、全国におよそ170店舗を展開していた「ミュゼプラチナム」。18日、裁判所は運営会社に対し、破産手続き開始の決定を出しました。  債権者はサロンの利用者など、およそ123万人。負債額は、およそ260億円に上るとみられています。 元従業員 「相手側が払ってくれないとなったら、踏み倒してもいいと例になってしまうのも、ちょっと怖いなというのもある」  今後、破産管財人の弁護士が、運営会社の資産状況を調査。資産が残っていれば、債権者に分配されることになります。  運営会社の資産状況について、元社長が番組の取材に答えました。

 18日、裁判所から破産手続き開始の決定が出された脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」の運営会社。資産状況について、元社長の高橋英樹氏は…。 「残っていません。実際はもう(運営会社に)資産はありません」  元従業員らに、未払い分の給与を支払うことができないという高橋氏。政府が事業主に代わって立て替えを行う「未払賃金立替払制度」を利用してほしいと説明しています。  一方、サロンとの契約が残っている利用者に対しては、事業を引き継いだ別会社でサービスを継続すると話します。 「『どこでもミュゼ』の全国の168店舗、『新生ミュゼプラチナム』の13店舗、全店舗で施術が可能です」  現在、ミュゼプラチナムの運営会社から事業を引き継いだ会社「ミュゼ・メディア・ホールディングス」の代表を務めている高橋氏。業績は黒字だといいます。 「今後もお客様の施術を最後まで私が見守っていきたいと思っておりますし、従業員の未払いを受けた方々に関しても最後まで責任を持ってやりたいと思っております」 (「グッド!モーニング」2025年8月19日放送分より)

テレビ朝日

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