【日本ハム】新庄監督、DeNAの申告敬遠に「よっしゃー」直後に山崎福也が適時打/一問一答

DeNA対日本ハム 8回裏DeNA2死の場面で投手交代を告げた新庄監督はボールをポンポンと投げる(撮影・浅見桂子)

<日本生命セ・パ交流戦:DeNA4-7日本ハム>◇7日◇横浜

日本ハムが快勝し、04年の北海道移転後、通算1500勝に王手をかけた。「6番投手」で出場した先発山崎が7回1死満塁で右前へ2点適時打。直前に万波が申告敬遠され、回ってきた絶好機で交流戦5年連続安打をマークした。投げても7回2/3、7安打4失点と“投打二刀流”の活躍で今季3勝目を挙げた。

試合後の新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。

(自ら)「(山崎を)6番に置いた意味お分かり? 1本じゃ足りんわ。1本は打つと思っていましたけどね。2本欲しかったね…打点5(笑い)。愉しそうにやってるじゃないですか。あのまま完投したらね、もっとかっこよかったんですけどね」

-8回にマウンド行った時は、どんな声かけを

「惜しかったなぁ。でも、ナイスバッティング」

-6番

「5か6でしたね」

-7番に伏見を置いたのは山崎の出塁を考えて

「そうね。それと福也くんが…逆でも良かったんですけど。それじゃ燃えないから」

-7回は申告敬遠後の勝負

「よっしゃーと思った。何か起こる。三振しない子だからね、めったに。初球の甘いボールは手を出してくれるし、しっかり間があるから、ついていけるんですよ」

-打席でも笑顔

「みんな、あの笑顔でいいんすよ、もう野手陣も。向こう(の投手は)カリカリくるでしょ(笑い)」

-五十幡を2番起用で3安打

「大貫くんの球の軌道は五十幡くんは合う。あそこから5キロ増しのピッチャーだったら、9番でしたね。うまいことね(打ってくれた)。僕が彼に伝えているバッティングフォームとは、ちょっと違うんですけど、結果が出てますからね。たぶん、映像を一番送っているんじゃないかな。フリーマン、金慧成、柳町くん、近本くん。だいたい軌道が一緒なんで」

-ちょっと違うというのは、どの部分?

「極端に直さないといけないんですよ。上から叩いてフライを上げるバッティングから、フリーマン(打ち方)でいっての一、二塁間にスピンがかかって抜けていくゴロ。五十幡くんが出たら嫌でしょうね、向こうも」

-まだ上から叩いている感じが残っている

「バッターボックスに入るまでのスイングはいいんですけど、そこからちょっと変わっていくんですよね。追い込まれていくまでも変わっていくんですよ。追い込まれる前に、ああやって打てばね。パンチ力があるので。(8回に三塁打を放った)矢沢くんの足もねぇ(速い)。合いそうですもんね、あのピッチャー(DeNA颯)。ここからまた競争というか、だんだん上がってきてるんで」

-水谷も2回にタイムリー

「彼が乗ってきてくれたらね、去年を思い出すし。ああいう1本の、あの1点はでかかったですね。初回の郡司くんのあのヒット(先制打)は、うれしかったですね、あそこでの」

-山崎は打席に立つ試合は、マウンドの姿も違って見えるか

「何かリズムに乗れているというか、何か違いますよね。ピッチャーだけの山崎くんとバッターの、ね。もっと打順を上げたらもっといいのかな、と(笑い)。ぴょんぴょんして帰ってくるよね」

-一度封印はしたけど、山崎の交流戦中の打席は

「ないない。今日、抹消です。また抹消」

-次の登板のことを考えて

「そうですね。ベンチに残しておきたいのは残しておきたいんですけど、いろいろな事情があって、残せない」

-6番は本人にいつ伝えたのですか

「伝えていない。そんな驚かんくないですか? 去年もやっていて。まあ、僕以外、できないでしょうけど(笑い)。結果出してくれるので、信じて6番にして」

-久々の大量得点。打線が上がっていくきっかけになりますか

「…はい(笑い)」

-今日はレイエス休み

「休みです。それはあれだけね、長い残業させたんで(笑い)。今日はお休みということで。明日は考えます、また」

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