昨年のポーランド商業施設の大規模火災、ロ情報機関が関与=首相

 5月11日、ポーランドのトゥスク首相は、2024年5月にワルシャワのショッピングセンターがほぼ全焼した大規模火災について、1年にわたる捜査の結果、ロシアの諜報機関が関与していたと明らかにした。写真は、ワルシャワのショッピングセンターの火災。2024年5月、ワルシャワで撮影(2025年 ロイター/Dariusz Borowicz)

[ワルシャワ 11日 ロイター] - ポーランドのトゥスク首相は11日、2024年5月にワルシャワのショッピングセンターがほぼ全焼した大規模火災について、1年にわたる捜査の結果、ロシアの諜報機関が関与していたと明らかにした。

「大規模火災がロシア情報機関の指示による放火であることは既に確実と分かっている。ロシアに滞在している人物が調整した犯行で、犯人の一部はすでに拘束され、残りは身元が特定されて捜索している」とXに投稿した。

当局者らによると、ロシアは侵攻したウクライナを支援する国の機能を不安定化させるため放火やサイバー攻撃などで「ハイブリッド戦争」を仕掛けており、ポーランドはその一環の破壊工作で標的になっている。

ロシアは放火事件への関与を否定している。

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