浅地洋佑が4年ぶり4勝目に涙 1打差2位に宮里優作と岩田寛
◇国内男子◇中日クラウンズ 最終日(4日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)◇晴れ(観衆6320人)
3人が並ぶ首位から出た浅地洋佑が3バーディ、2ボギーの「69」でプレーし、通算7アンダーで今季初優勝を飾った。2021年「マイナビABCチャンピオンシップ」以来となるツアー通算4勝目に涙を流した。
浅地は前半6番、首位に1打差で折り返した後半10番と、立て続けにチップインバーディを奪って流れをつなぐ。首位で並走していた岡田晃平が15番(パー5)でボギーをたたき、3ホールを残して単独首位に。強風の和合で最後まで耐え抜き、後続を1打差で振り切った。
優勝インタビューでは「シード落ちも経験したり、うまくいかない時期が長かった」と苦しかった4年間を回顧。2019年から3年間でツアー3勝と順調なキャリアを歩みながら、以降はタイトルに見放される時期が続いた。「本当に最高です。いつか絶対に獲りたいと思っていたので、まさか今年だとは思ってもいませんでした」と笑顔で話し、歴史ある和合開催の大会で勝てたことを喜んだ。
通算6アンダーの2位に、ともに歴代優勝者の宮里優作(2017年)と岩田寛(21、23年)。
岡田と、2週連続優勝がかかっていた小西たかのりは、ともに首位スタートから「71」とスコアを落として通算5アンダー4位に並んだ。
通算4アンダーの6位に長野泰雅、生源寺龍憲、比嘉一貴、岩崎亜久竜、上井邦浩、ジュビック・パグンサン(フィリピン)が続いた。
2010年大会優勝の石川遼は31位から5バーディ、2ボギーの「67」で通算2アンダー14位。前年覇者の米澤蓮も「67」と伸ばして通算1アンダー17位だった。
52位から出た蝉川泰果は「74」でプレー。2月の米下部ツアーで肋骨を疲労骨折し、療養を経ての復帰戦を通算9オーバー60位で終えた。
<上位成績> 優勝/-8/浅地洋佑 2T/-6/宮里優作、岩田寛 4T/-5/岡田晃平、小西たかのり 6T/-4/長野泰雅、生源寺龍憲、比嘉一貴、岩崎亜久竜、上井邦浩、ジュビック・パグンサン