トランプ氏、健康不安説を否定 体調悪化のうわさは「フェイク」
[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米大統領は2日、自身の健康状態が悪化しているというソーシャルメディア上のうわさを「フェイク(偽)」と一蹴し、健康不安説を否定した。
トランプ氏は記者団に対し、レイバーデーの連休は自身のゴルフ場を訪れ、メディアのインタビューに応じるなど、精力的に行動していたと強調した。
トランプ氏は1月、米史上最高齢で大統領に就任。現在は79歳。
トランプ氏の健康状態に関する憶測は週末にソーシャルメディアのXで飛び交い、トランプ氏が先週後半に公の場に姿を見せなかったことや、米紙USAトゥデイが8月28日に掲載したバンス副大統領のインタビュー記事に関する投稿があった。
バンス氏はインタビューで、最高司令官の役割を引き受ける準備はできているかと質問され、トランプ氏の健康状態は「良好」と確信していると答えたが、大統領に何かあった場合には自身が引き受ける用意もあると示唆した。
トランプ氏が2日以前に記者団と長時間やりとりしたのは、1週間前の閣議が最後だった。トランプ氏は8月26日、3時間以上に及ぶ閣議を開催。大統領としてカメラの前で最も長い時間発言した。
レーバーデーの連休には、記者団は毎日ホワイトハウスを出てゴルフ場を訪れるトランプ氏の姿を目撃した。
トランプ氏は4月11日、ワシントン郊外のウォルター・リード軍医療センターで詳細な健康診断を受けた。ホワイトハウスが発表した公式結果によると、健康上の大きな問題はなかった。
ホワイトハウスのレビット報道官は7月、トランプ大統領が足首のむくみと右手のあざのために医師の診察を受けたと明らかにし、足のむくみは「一般的な」慢性静脈不全によるもので、手のあざは頻繁に握手をしたためにできたという主治医の所見を発表した。
それ以来、ホワイトハウスは足の問題がどのように治療されているのか詳しく説明することなく、トランプ氏の健康状態に関する懸念を重視しない姿勢を示している。
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