大谷翔平は「とてもデンジャラスな打者だ」ロバーツ監督が逆方向への2戦連発53号にご満悦「どこへでも本塁打を放り込む」
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2試合連続で逆方向へのホームランを放った大谷。本塁打王獲得&地区優勝を果たせるか。(C)Getty Images
またしても逆方向へ――。指揮官も舌を巻く豪快な一撃だ。 現地時間9月20日(日本時間21日)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地ドジャースタジアムで行なわれたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に「1番・DH」として先発出場。6回に2試合連続となる53号ソロをマークした。ナ・リーグ本塁打争いでフィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバーに並び、1位タイへと浮上した。 1点リードで迎えた6回先頭の第4打席。ジャイアンツの4番手右腕ジョエル・ペゲーロと対峙すると、カウント2ー2から投じられた外角高めのフォーシームを振り抜き、これが打球速度107.4マイル(約172.8キロ)、飛距離403フィート(約123メートル)を計測する左中間席への豪快弾となった。直近5試合で4本塁打と絶好調だ。 試合後、チームを率いるデーブ・ロバーツ監督は、ドジャース専門サイト『Dodger Blue』などの取材に応じ、「フィールド全体を使うショウヘイが大好きだ」と言及。「どこへでも本塁打を放り込む力があり、特に中堅や左中間方向へ打つ時は、とてもデンジャラスな打者だ」「四球も選ぶ。この9月が彼にとって最高の月だと思う」と話している。 さらに、「本塁打王のタイトルを獲れば、もちろん素晴らしいと思う。しかし、それは良い打席を積み重ねたときの副産物であり、彼は勝つためにプレーしている」と続けたロバーツ監督。「もし四球が必要な場面で相手が勝負してこなければ、彼は四球を選ぶ。もし相手がミスを犯せば、彼は代償を払わせるだろう」と日本人スターへの厚い信頼を口にしていた。 レギュラーシーズン最終盤も勢いが止まらない大谷。チームの地区優勝マジックも「3」となっており、今後も地区優勝争い、本塁打王争いの行方から目が離せない。 構成●THE DIGEST編集部