FW長倉幹樹が天皇杯3戦連発弾含む1G1A!! FC東京、“救世主”の加入後5点目でC大阪破って9年ぶり8強入り

FW長倉幹樹が加入後公式戦5ゴール目(写真はリーグ戦)

[8.6 天皇杯4回戦 FC東京 2-1 C大阪 ヨドコウ]

 FC東京は6日、天皇杯4回戦でセレッソ大阪に2-1の勝利を収めた。2016年大会以来となる8強入りを果たした。

 両チームともなかなかチャンスを作れない中、FC東京はDF白井康介が右脚を痛めて続行不可能に。前半31分にDF室屋成との交代を余儀なくされた。同32分にはC大阪がゴール正面からのFKをFWルーカス・フェルナンデスが直接狙ったがGKキム・スンギュに阻まれた。

 対するFC東京は室屋のスルーパスにFW仲川輝人が反応してチャンスになったが、GKキム・ジンヒョンに対応されて得点には至らない。その後もFW長倉幹樹のシュートがGKに防がれるなどスコアは動かず、0-0で前半を終了した。

 後半5分、C大阪はMF喜田陽の奪取からショートカウンターを仕掛けてM香川真司がラストパス。FWラファエル・ハットンがペナルティエリア内右からシュートを試みたが、寸前で戻ってきたDFバングーナガンデ佳史扶の対応で打ちきることはできなかった。

 するとFC東京は後半10分、長倉が前線に絶妙なスルーパスを通してチャンスメイク。仲川がスピードに乗ってボールを受けて前進し、右足で放ったシュートはGKの手を弾きながらゴールに吸い込まれて先制点になった。

 C大阪は直後の後半14分に、DF西尾隆矢のヘディングシュートがFC東京ゴールを襲ったが、GKキム・スンギュのスーパーセーブに遭った。それでもC大阪は同15分、喜田からルーカスと繋いでルーカスがペナルティエリア手前に落とす。これを受けたMF香川真司が左足でゴール右隅を突いて試合を振り出しに戻した。

 さらにC大阪は後半34分、香川が浮き球で左に展開してMF本間至恩がトラップでカットイン。右足を振ったがGKに阻まれて逆転とはならなかった。すると直後の流れからFC東京がカウンターを仕掛け、MF俵積田晃太の持ち運びからFW佐藤恵允がクロス。ファーサイドで収めた長倉がゴールに流し込んで勝ち越し点となった。

 長倉はこれが今大会3試合連続ゴール。加入から公式戦7試合で5点目になった。その後は同じく新加入のキム・スンギュが好守を見せるなどリードを保ち、9年ぶりに準々決勝へ駒を進めた。●第105回天皇杯特集▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中

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