金ピカのトランプ像に批判続出。偶像崇拝の「金の子牛」だという指摘が相次ぐも、牧師は否定
アメリカのトランプ大統領が所有する、フロリダ州・マイアミのゴルフコースに設置された“金色のトランプ像”が、SNSで物議を醸している。
「ドンの巨像」と名付けられたその像は、暗号通貨の投資家グループが資金を出して制作された。2024年にペンシルベニア州バトラーで起きた暗殺未遂事件の際にトランプ氏が見せたポーズによく似た、拳を空へ突き上げる姿が描かれている。
トランプ氏のスピリチュアル・アドバイザーとみなされている福音派のマーク・バーンズ牧師は5月6日に除幕式を執り行い、「感謝、敬意、記念すべき瞬間」とXに投稿した。
しかし、金ピカのトランプ像はSNSで多くの反発を招いている。
リベラル系インフルエンサーのハリー・シッソン氏は「まさにカルト的。この像を作った人たちは洗脳されている」と非難。他にも、聖書に登場する「金の子牛」になぞらえる声も多数寄せられている。
金の子牛は、聖書の中でイスラエルの民が自分たちを導く新しい神として作った像として出てくる。聖書は偶像崇拝を禁じており、神の怒りを買ったエピソードとして書かれている。
一方で、バーンズ氏は「トランプ像は金の子牛にあたる」という見方を否定している。
同氏はXの投稿で「この像は崇拝のためのものではなく、敬意を示すものだ。生命への賛歌で、立ち直る力、自由、愛国心、勇気、アメリカのために戦い続ける意志を象徴する力強いシンボルだ」と主張。
「これはトランプ大統領の人生に神の御手が及んでいることを思い出させるものだ。私たちは神が彼を守り、命が奪われることを、一度ならず何度も許さなかったことに感謝している」と述べた。
また、8日にも、「我々が崇拝するのは主イエス・キリスト、ただお一人だけだ」と述べて、改めて金の子牛説を強く否定した。
しかし、バーンズ氏の投稿には「『金の子牛ではない』と主張しても、金の子牛であるという事実は消えない」「聖書では明確に禁じられている」となどの声が寄せられている。
元共和党下院議員のアダム・キンジンガー氏は「これは完全に偶像崇拝だ」と批判。
スポーツ・政治コメンテーターのキース・オルバーマン氏も、「これはまさに聖書で罪として描かれているものだ」と指摘している。
ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆・編集しました。