李在明弁護士の成功報酬2000万ウォン、非法曹キム・ヒョンジ室長が代理受領していた【独自】
【TV朝鮮】(アンカー)
9月29日に韓国大統領室はキム・ヒョンジ総務秘書官を第1付属室長に移す人事を電撃的に断行しました。いわゆる「裏の実力者」論争が拡大するや、国政監査に慣例的に出席しないポストに移した、という指摘がありますが、そこまでするとはどれほど李在明(イ・ジェミョン)大統領と深い関係だったのかという声が出ています。私どもの取材陣は、二人がどれほど近い仲だったかをうかがわせる判例を確保しました。かつて何があったのか、クァク・スンハン記者がご説明します。
(記者リポート)
2010年、城南市長に当選したことで、市民運動家から政治家として第一歩を踏み出した李在明大統領。
(李在明/当時の城南市長〈2011年10月〉)
「このアスファルトの上に座って力の限り戦ってきたわれわれの市民の皆さん、互いに大きな拍手をお願いします」
弁護士時代、城南市立病院設立汎(はん)市民推進委員会の共同代表として活動しましたが、当時の市民団体事務局長がキム・ヒョンジ第1付属室長でした。
ところで、当時弁護士だった李大統領がキム室長に、自分の受け取るべき受任料や成功報酬を受け取る権利を渡していた事実が確認されました。
2003年、2億ウォン(現在のレートで約2105万円。以下同じ)の借金を巡る個人間訴訟で債権者の法律代理人を務めていた李大統領は、成功報酬を支払わない依頼人を相手取って弁護士費用請求訴訟に乗り出しました。このとき、本人に代わって受任料を受け取る当事者として、キム室長を指定したのです。
キム室長は裁判に勝ち、李大統領に代わって2000万ウォン(約210万円)を受け取りました。当時の訴訟代理人は、李大統領の司法研修院時代の同期である車智勲(チャ・ジフン)現・駐国連韓国大使でした。
部長検事出身のある弁護士は「弁護士が自分の成功報酬債権を法曹関係者ではない第三者に譲渡するケースは極めて異例」と語りました。
TV朝鮮はキム室長に、受任料債権を譲渡された当時の経緯について尋ねましたが、キム室長は回答しませんでした。TV朝鮮、クァク・スンハンがお伝えしました。
(2025年9月30日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
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