2025年インディ500《最終予選》結果:佐藤琢磨、2番手を確保!新人シュワルツマンが歴史的ポール
第109回インディ500のポールポジションを争う「ファスト6」が現地時間2025年5月18日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われ、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が最前列2番グリッドを獲得した。
最前列からスタートするのは、3番手を記録した2020年の第104回大会以来。この年は、序盤からレースをリードし続けたスコット・ディクソンを残り15周で交わし、キャリア2度目となるインディ500制覇を成し遂げた。
Courtesy Of Penske Entertainment
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)を抑えてポールポジションを獲得したロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)、2025年5月18日第109回インディ500予選2日目(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)
佐藤を抑えて衝撃的なポールポジションを獲得したのは、オーバル初挑戦となるルーキー、ロバート・シュワルツマン。4周平均232.790mphを記録し、自身初となる伝統のインディ500に向けて絶好の位置からスタートする。
所属するプレマ・レーシングは、欧州を拠点とする名門ながらも、今季がインディカー参戦初年度という新興チーム。その条件を考慮すれば、このポール獲得は驚異的かつ歴史的快挙と言うに相応しい。
インディ500でルーキーがポールポジションを獲得するのは、1983年のテオ・ファビ以来、実に42年ぶり。昨年までフェラーリF1のリザーブドライバーを務めていた25歳のシュワルツマンは、インディ500史上6人目となるルーキーポールシッターとして、世界三大レースのひとつに数えられるこの舞台に挑む。
直前に行われた「ラストチャンス予選」では、ジェイコブ・エイベル(デイル・コイン)が、チームメイトのリーナス・ヴィーケイとの劇的かつスリリングなバトルの末に敗れ、予選落ちを喫した。
また、ファスト6進出をかけた「トップ12予選」では、昨年のインディ500予選でフロントローを独占した王者チーム・ペンスキーが、プラクティス中のクラッシュおよび技術検査での不合格により、3台すべてが出走すらできずに“全滅”するという大波乱が起きた。
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2025年の第109回インディ500は5月25日(日)23時より、スポーツ専門チャンネル「GAORA SPORTS」にて生中継される。「スカパー!」を通して視聴可能で、月額料金は1,320円(税込)となる。