【洗車】話題の「Monster 3pHシャンプー」を使ってみたところ… “ガチ勢” 向けの商品だったでござる
車用品販売店に行くと、サイケデリックなパッケージの『Monster』シリーズが幅を利かせているように見える、きょうこの頃。とても気になる……。
ということで、洗車液「Monster 3pHシャンプー」のトライアルセットを買ってみた。実際に使ってみたところ、洗車ガチ勢にピッタリの商品であることを実感した次第である。
・汚れに合わせた液を
「Monster 3pHシャンプー」のトライアルセットは90mlのお試しサイズだ。記者はイエローハットで税込2480円で入手した。ひと箱に酸性・中性・アルカリ性と、3種類の液が入っている。
これはつまり、汚れの種類に合わせて液を選ぶことができるということ。またそれらを全て、順番に使うことによって完璧に洗車できるシロモノであるようだ。
まず酸性は、イオンデポジット(水ジミ)や融雪剤の除去に効果的。汚れへの攻撃性が高い分、車のボディに使用されているスチールなどにダメージを与える可能性があるようだ。
次に中性、こちらは砂埃など通常の汚れに効く。酸性に比べると優しい洗剤なので、気軽に使用できる普段使いの洗車液と言ったイメージ。
最後にアルカリ性は、排気ガスの油汚れや花粉や虫、鳥フンなどを除去してくれるもよう。油を分解するため、コーティングの仕上がりもアップするとのことだ。
軽く洗車したいだけであれば、中性のみを使用するのでも良いだろう。しかし、しっかり洗いたい場合はアルカリ性で水あかを落として脱脂洗浄、酸性でミネラル汚れを除去、中性で汚れをまとめて仕上げ洗浄がベスト。
せっかく購入したことであるし、アルカリ性→酸性→中性の順番で3種全て使ってみることにする。
・汚れを駆逐
いずれも希釈する必要があるので、3種すべて使う場合はバケツが3つあると便利だ。アルカリ性と酸性は性質上、汚れに直接アタックした方が良い場合もあるようなので、専用のスプレーボトル(もしくはフォームガン)などを使うのもアリ。
軽い汚れであれば、そうしたスプレーで洗い流すだけでも良いらしいので、ひとつ持っておくと便利そうだ。
そんなこんなで車体に汚れを流し、さっそく水で薄めたアルカリ性の洗浄液で洗っていきたい。ボトルの封を開けると、ケミカルな香りがして見た目通りだ。アクアの香りらしい。
ここでしっかり油汚れを落とすことで、次の酸性が汚れに効きやすくなるそうなので、ことさら丁寧さを心掛ける。全体を磨けたらば約3分放置し、その間に次の液を水で割って準備をする。結構忙しい。
時間が来たら洗い流し、酸性の液で洗っていく。こちらはムスクの香りだ。通常のシャンプーでは落ちない汚れに効くそうで、確かに雨ジミがとれている気がする。こちらも約3分放置して、合間に最後の中性液を作っておく。
水で洗い流すと、心なしかすでにクリアになっている気がする。最後に中性液を使ってこれまでの残留液も落としつつ、仕上げである。こちらはシトラスの香りだ。
液を流して、拭き上げをしていく。正直なところ3度洗うというのは、大変ではある。記者の場合は軽自動車なのでサイズが小さい分まだ良いが、普通車でこの工程をと考えると、やや億劫(おっくう)だ。
しかし洗車後の車体を見ると、やって良かったと思える輝きだった。やはり、汚れに応じた洗剤が3種あるという点が、効果を発揮していると見られる。
車に付着している汚れに合わせて、その都度洗剤を買い替える人も中にはいるだろう。しかし多くの人は普段、外れのない中性洗剤を使用しているのではないだろうか。
「Monster 3pHシャンプー」であれば、酸性中性アルカリ性それぞれがピンポイントで汚れを的確にやっつけてくれるため、汚れの取りこぼしがないように感じた。
行程が多い苦労はあるが、洗車にガチで取り組みたい人にはオススメだ。はじめて使うという人は記者と同じように、まずはトライアルセットを試してみると良いだろう。
気に入れば大きなボトルを購入して、汚れを駆逐し愛車をピカッピカに保とうぜ!
参考リンク:Monster 3pHシャンプー 執筆:K.Masami Photo:Rocketnews24.
▼汚れが的確によく取れる!